「リコーダーの指かけは必要?てかどこにつけるの?」

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • リコーダーの指かけとは?
  • 指かけのメリット・デメリット
  • 指かけをつけるのをおすすめする人
  • 失敗しない指かけの付け方

指かけは、リコーダーの付属品として付いていることがありますが、付ける方が良いのか迷いますよね。

私も指かけを付けるかどうかで迷走したことがありました。

YouTubeでプロのリコーダー奏者を見ると、指かけを付けていないように見えたので、真似したくなったんですよね(笑)。

しかし、今は指かけを付けています。

結論から言うと、指かけは付けても付けなくてもどっちでも良いです(笑)。

「指かけをつけているかどうか」より、「よい演奏できているかどうか」の方が大事ですので。

指かけを付けない方が良い演奏できるのなら付けなければ良いし、そうでなければ付ければ良いので、自分に合う方で大丈夫ですよ。

でも、初心者でまだリコーダーの持ち方に慣れていない人は、指かけをつけた方が上達しやすいので、指かけをつける方がおすすめです!

以降でより詳細に説明しますので、「自分には指かけが必要かどうか」分からない方はぜひご覧ください。

リコーダーの指かけとは?

リコーダーの指かけとは、リコーダー背面に装着する補助器具です。

ヤマハの指かけ

写真は私の愛用するヤマハのソプラノリコーダーの指かけです。

指かけをつけると、右手親指に指かけがひっかかってくれるので、リコーダーを簡単に持てるようになりますよ。

指かけの2つのタイプ

リコーダーの指かけには、「貼るタイプ」と「カチッとはめるタイプ」の2つのタイプがあります。

貼るタイプカチッとはめるタイプ
貼るタイプの指かけカチッとはめるタイプの指かけ
両面テープで貼り付けるカチッとはめる
ヤマハアウロス
ヤマハ以外のリコーダーにも装着できる
ズレにくい、壊れにくい
簡単に装着できる
設置位置の微修正がしやすい
設置位置の修正がしにくい
両面テープが外れてしまうことがある
アウロスにしか装着できない
はめる部分が折れることがある

有名なメーカーだと、ヤマハは貼るタイプで、アウロスはカチッとはめるタイプですね。

それぞれにメリットとデメリットがありますが、私はメインで使うリコーダーにはヤマハの指かけを愛用しています。

ヤマハの指かけをメインで使っている理由

ヤマハの指かけを私が愛用している理由は、次の3つがあります。

ヤマハの指かけを愛用する理由
  • 両面テープで貼るのでズレにくい
  • シンプルな構造で壊れにくい
  • 色んなリコーダーにつけられる
    • ヤマハ以外のメーカーでもつけられる
    • ソプラノ以外のアルトやテナーにもつけられる

アウロスのカチッとはめるタイプは使いやすくて好きだったのですが、ケースに入れるときにズレたり、劣化して割れてしまったことがありました。

一方で、ヤマハの指かけはズレないし割れないので、すごく信用できます(私は両面テープは信用できないので、アロンアルファで貼付ています)。

また、ヤマハ以外のリコーダーにも付けられるのも便利で、アウロスのソプラニーノリコーダーや、メックの木製リコーダーにもヤマハの指かけを装着していますよ(笑)。

》YAMAHA ヤマハ ABS樹脂リコーダー用 指かけ (パーツ)

指かけのメリット・デメリット

まず、指かけのメリットとデメリットをご説明します。

メリット
デメリット
  • リコーダーを持ちやすくなる
  • 指が動かしやすくなる
  • リコーダーがすべり落ちなくなる
  • 毎回同じ場所を持てる
  • 取り付ける手間がかかる
  • 指かけが外れることがある
  • 片付ける時に少し邪魔

こんな感じでしょうかね。

正直、私は指かけのデメリットをほぼ感じていませんので、考えるのに苦労しました(笑)。

メリットをそれほど感じない、またはデメリットを許容できない方は、指かけをつけるのをやめておきましょう。

指かけを付けるメリット

リコーダーに指かけをつけると、次のようなメリットがあります。

指かけのメリット
  • 楽器が持ちやすくなる
  • 指が動かしやすくなる
  • リコーダーがすべり落ちなくなる
  • 毎回同じ場所を持てる

まだ持ち方が安定していない初心者の方は、基本的にはつけた方が良さそうですね。

リコーダーが持ちやすくなる

指かけをつけると、指掛けが右手親指に引っかかってリコーダーを支えてくれるため、楽器が持ちやすくなります。

特にアルトリコーダーはけっこう重いので、指かけを付けた方がかなり持ちやすくなりますよ。

指が動かしやすくなる

指かけをつけると、手で握らなくてもリコーダーを支えられるようになるので、指が動かしやすくなります。

特に初心者の内は、必要以上の力でリコーダーを握りしめがちです。

指かけをつけることで、指の力が抜けて指が動かしやすくなり、難しい曲を吹きやすくすることができますよ。

難しい曲を吹けるようになると、演奏会でもすごくウケるので、どんどん挑戦しましょう。

リコーダーがすべり落ちなくなる

指かけをつけると、リコーダーがすべり落ちにくくなり、余計な心配なく演奏できるようになります。

私は本番のときなどに緊張すると、けっこう手に汗をかくのですが、指かけがあると汗をかいてもリコーダーがすべらないので、安心して演奏できます。

指かけがないときに汗をかくと、リコーダーが落ちないように指で強く握らざるをえなくなって、指が動かしにくくなってしまうんですよね。。。

緊張で汗をかきやすい人には、指かけはおすすめです!

毎回同じ場所を持てる

指かけをつけると、毎回同じ手の位置でリコーダーを持てるようになります。

そのため、初心者の方でも正しいリコーダーの持ち方を覚えやすくなりますよ。

指かけのつけ方も後ほどご説明しますので、指かけを正しくつけて、毎回良いフォームでリコーダーを持てるようになりましょう。

指かけをつけるデメリット

リコーダーに指かけをつけるデメリットとしては、次のものがあります。

指かけのデメリット
  • 取り付ける手間がかかる
  • 指かけが外れることがある
  • 片付ける時に少し邪魔

正直、メリットに比べれば、どれも大した問題ではありません。

取り付ける手間がかかる

指かけを付けるのには、意外と手間がかかります。

いや、付けるだけなら、テープで貼ったり、カチッとはめるだけで簡単なんですが、、、意外と考えることが多いんですよね。

指かけをつけるときに考えること
  • どの指かけが良いのか?
  • どこにつけたら良いのか?
  • 本当にここに付けるのが良いのか?

この「最適な指かけのつけ方」にこだわり始めると、何が正しいのか分からなくなってきます。

それほどこだわり過ぎず、“付けた位置で演奏するのに慣れる”くらいの気持ちでする方が良いかもしれません。

クラリネットやサックスなんかは最初から指かけが付けられていて、そこに慣れるしかないので、リコーダーも同じですね。

指掛けが外れることがある

指かけは、演奏中に外れてしまう可能性があります(まあほぼありませんが、可能性として)。

練習の時に外れるのは別に良いですが、本番で外れるのは怖いですよね。。。

私は外れるのが怖いので、貼るタイプの指かけをアロンアルファでつけています(笑)。

アロンアルファでも絶対安心とは言えませんが、10年くらい一度も外れずに付いてくれてますよ。

片付ける時に少し邪魔

リコーダーをケースに片付ける時に邪魔になることがあります。

樹脂製リコーダーのケースは、「指かけをつける前提(?)」でゆったりめに作られているので、それほど邪魔になりません。

しかし、私の木製リコーダーは、ケースがややタイトなので、片付けるときに指かけがやや邪魔です。

まあ許容できる程度なのですが、、、木製リコーダーに指かけを装着する際は、ケースに収納できるかも注意しましょう。

YAMAHAの指かけ
総合評価 :4.5

両面テープで取り付けられるリコーダー指かけ。
シンプルな構造で壊れにくいです。

指かけのメリット
  • リコーダーを持ちやすくなる
  • 指が動かしやすくなる
  • 毎回同じ場所を持てる
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指かけをつけるのをおすすめする人

次のような人には、指かけをつけるのをおすすめします。

指かけをおすすめする人
  • リコーダー初心者の人
  • 吹くときに指に力が入ってしまう人
  • 指かけが好きな人

逆に、指かけがなくても安定して演奏できる人には必要ありません。

リコーダー初心者の人

リコーダー初心者の人は、指かけをつけるのがおすすめです。

初心者の方は、ちゃんと運指表通りにおさえたつもりでもトーンホールを正確に塞げていなかったりしますよね…

そんなとき、指かけをつけると、右手親指の位置が決まるので、指の正しい位置を覚えやすくなりますよ。

トーンホールを無意識に正確に塞げるようになるまでは、指かけをつけておきましょう。

吹くときに指に力が入ってしまう人

初心者でなくても、リコーダーを吹くときに指に力が入ってしまう人にも、指かけをつけるのがおすすめです。

指かけがないと力みがちな理由
  1. 指かけがないとリコーダーの持ち方が不安定になる
  2. 安定させるために指に力が入る
  3. 指に力が入ると運指のときリコーダーのブレが大きくなる

指に力が入る悪循環に陥ってしまい、指の動きが悪くなってしまいます。

指かけをつけてリコーダーの持ち方が安定すると改善されるので、指かけをつけるのがおすすめですよ。

指かけを利用して指の無駄な力を抜く練習方法

指かけを装着して、指の力を抜く練習方法をご紹介します。

指かけを活用する練習方法
  1. 指かけをリコーダーに装着する
  2. 指かけ(右手親指)と口の2点でリコーダーを構える
    ※トーンホールは一切塞がないでOK
  3. リコーダーで音を出す
リコーダーを右手親指と唇で支える

この練習をすることで、「右手親指でリコーダーを支える感覚」を、体で覚えることができます。

右手親指以外の指を“添えるように軽く”使えるようになることで、指が動かしやすくなってきますよ。

指かけが好きな人

あまりいないかもしれませんが(笑)、指かけが好きな人は指かけをつけましょう。

クラリネットには指かけがついていますので、私のようなクラリネット経験者の方は、指かけがついていないと落ち着かないのではないでしょうか。

私はクラリネットの影響で「指かけで楽器を支える」のが癖になっていますので、リコーダーでも指かけをつけるようになりました。

特に演奏に悪影響はありませんので、指かけが好きな人はつけると良いでしょう。

YAMAHAの指かけ
総合評価 :4.5

両面テープで取り付けられるリコーダー指かけ。
シンプルな構造で壊れにくいです。

指かけのメリット
  • リコーダーを持ちやすくなる
  • 指が動かしやすくなる
  • 毎回同じ場所を持てる
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失敗しない指かけの付け方

指かけの付け方をご説明します。

指かけの付け方
  1. リコーダーを構える
  2. 右手親指のちょうどよい位置を探す
  3. ちょうどよい位置に印(テープ等)をつける
  4. 印の場所に指かけをつける

「ちょうどよい位置」が分からない場合は、リコーダー背面の上から4番目のトーンホールと5番目のトーンホールの間に装着すると良いですよ。

指かけのつけ方

手で持った時に、ちょうど右手の人差し指と中指の間くらいの位置になる場所が目安ですね。

この辺りの位置で微調整しましょう。

あまり厳密にこだわるよりも、「取り付けた位置に慣れる」方が重要です。

指かけの位置をミリ単位で変えたくらいで、劇的に上手くなったり下手になったりすることはありませんので、こだわるより練習しましょう!

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まとめ

リコーダーの指かけは必要かについて、ご説明しました。

結論としては、付けても付けなくてもどちらでも良いですが(笑)。

特に初心者の方は、指かけをつけることで得られるメリットが大きいので、装着するのがおすすめですよ!

指かけのメリット
  • 楽器が持ちやすくなる
  • 指が動かしやすくなる
  • リコーダーがすべり落ちなくなる
  • 毎回同じ場所を持てる

ヤマハの指かけは、ヤマハ以外のメーカーや様々なリコーダーに貼り付けられるのでおすすめですよ。

》YAMAHA ヤマハ ABS樹脂リコーダー用 指かけ (パーツ)