「リコーダーの音が裏返ってしまう…どうやったら音が裏返らなくなるの?」
このような悩みにお答えします。
リコーダーって音が裏返ってしまうことがありますよね。
“分かりやすいミス”なので、人に聞かれると恥ずかしく感じたり…
最低音付近は特に裏返りやすいので、私も本番のときはビクビクしながら演奏しています…笑
そんな「音が裏返る悩み」ですが、原因を理解して適切に対処すれば克服できますよ。
この記事では、リコーダーの音が裏返る3つの原因と対策方法を画像付きでご紹介します!
- 指が正確に押さえられていない
- トーンホールを指の腹で押さえる
- 簡単な指から練習する
- 息が強すぎる
- 息を弱める
- 「リコーダーで歌う」イメージで演奏する
- 楽器の状態が良くない
- 頭部管と中部管のジョイント部を確認する
- 楽器を調整or買い替える
リコーダーの音が裏返る心配がなくなると、人前で演奏する怖さもかなり減りますので、試してみてくださいね。
指が正確に押さえられていない
リコーダーの音が裏返る原因の1つ目は、指が正確に押さえられていないことです。
リコーダーは、トーンホールを指で押さえて音程を変えますが、正確に押さえられていないと音が裏返ることがあります。
私が見る限り、初心者の方はトーンホールを正確に塞げていない場合が多いです。
トーンホールの位置を体で覚えられていないので、正しく押さえているつもりでも隙間が開いていたり…
「指が正確に押さえられていない」の対策
「指が正確に押さえられていない」の対策方法は、次の2つです。
- トーンホールを指の腹で押さえる
- 簡単な指から練習する
トーンホールを指の腹で押さえる
指先や関節上で押さえると、どうしてもトーンホールに隙間が出やすいです。
- 指先で押さえる
- トーンホールに当たる面積が減るので隙間ができやすい
- 関節で押さえる
- 凹みがあるので隙間ができやすい
指の腹のような柔らかく、トーンホールにフィットする部分で押さえましょう。
簡単な指から練習する
また、真ん中の「ド」のような簡単な運指から始めて、徐々に確実に出せる音を増やしていくのがおすすめです。
- 真ん中の「ド」を出す
- 「ドーシーラーソーファーミーレードー」の順に出せる音を増やしていく
ゆっくり練習して、すべての音でトーンホールを正確に押さえられるようにしましょう。
もし裏返りやすい箇所があれば、「ミーレーミーレーミーレー…」というように集中的に練習すると良いですよ。
この練習をして、トーンホールの間隔を体で覚えられたら、音が裏返りにくくなります。
指を押さえやすくする演奏補助シールを使うことで、音が裏返りにくくすることもできますよ。
息が強すぎる
リコーダーの音が裏返る原因の2つ目は、息が強すぎることです。
リコーダーを演奏するのに、それほど強い息は必要ありません。
- 風船を膨らませる息
- ホイッスルを吹く息
- 小さなゴミを吹き飛ばす息
息が強すぎると音が裏返ってしまうので、息が強くなりすぎないよう注意しましょう。
息が強すぎる時の対策方法
息が強すぎる時の対策方法は、次の3つがあります。
- 息を弱める
- 「リコーダーで歌う」イメージを持つ
- 声でリコーダーの音を出してみる
単純に息を弱めてもいいですが、おすすめは「リコーダーで歌う」イメージを持つことです。
「吹く」のではなく「歌う」ようイメージすることで、リコーダーに入る息が強くなりにくくなり、音も裏返りにくくなりますよ。
「歌う」感覚がイメージできないときは、声でリコーダーの音を出してみるのもおすすめです。
ご参考)声でリコーダーの音を出す
私は「今日調子悪いな…」というときは、声で音を出す練習を30秒くらいするのですが、かなり音色が改善されますよ。
楽器の状態が良くない
リコーダーの音が裏返る原因の3つ目は、楽器の状態がよくないことです。
音が裏返る原因のほとんどは、ここまでにご紹介した「指や息の問題」ですが、楽器の状態が良くない可能性も考えられます。
- 頭部管と中部管のジョイント部が抜けすぎている
- 楽器が割れている
楽器の状態が悪い時の対策方法
リコーダーの音程は頭部管と中部管のジョイント部の隙間で調整するのですが、抜きすぎていると音が裏返りやすくなります。
抜きすぎている場合は、挿し込みましょう(抜きすぎると音程も低くなりすぎてしまいます…)。
もし楽器本体が割れてしまっている場合は、楽器屋さんで調整に出すか、買い替えましょう。
まとめ
リコーダーの音が裏返る原因と対策方法をご紹介しました。
- 指が正確に押さえられていない
- トーンホールを指の腹で押さえる
- 簡単な指から練習する
- 息が強すぎる
- 息を弱める
- 「リコーダーで歌う」イメージで演奏する
- 楽器の状態が良くない
- 頭部管と中部管のジョイント部を確認する
- 楽器を調整or買い替える
最初は難しいかもしれませんが、繰り返し練習して体で覚えれば、音が裏返らずに演奏できるようになりますよ。