「ソプラノリコーダーでパフを吹きたい…練習方法や演奏のコツを知りたい」

このような悩みにお答えします。

この記事の内容
  • 『パフ』の参考演奏
  • 『パフ』の効果的な練習方法
  • 『パフ』の演奏のコツ
  • Q&A

小学校のリコーダーの授業で演奏する『パフ』。

懐かしいですね〜。

私も小学3年生のときに頑張って練習しました。

実は『パフ』は「サミングを覚える前の練習曲」として最適で、楽しみながらリコーダーを上達できますよ。

この記事では、『パフ』の演奏のポイントをなどを解説していますので、楽しみながら取り組んでみてくださいね。

『パフ』参考演奏

まずは、『パフ』の参考演奏をご紹介します。

動画を見てまずはイメージをつけると、覚えやすくなりますよ。

『パフ』の効果的な練習方法

『パフ』の練習方法をご紹介します。

パフの練習方法
  • フレーズ毎に分けて練習する
  • ゆっくり練習する
  • 何度も練習する

フレーズ毎に分けて練習する

一度に全部吹けるようになるのは難しいので、フレーズ毎に分けて練習しましょう。

以下のように、前半4フレーズ・後半4フレーズに分割し、フレーズ毎に練習するのがおすすめです。

フレーズ毎に分けて練習する

前半

  1. ドーードドードーシーーーソーーー
    • 吹き始める前に「ド」の指を準備しておく
  2. ラーラードードーソーーーーーソー
    • トーンホールを正確に塞ぐように
    • 「ソ」で左手トーンホールを完璧に塞げると次のフレーズも楽
  3. ファーファーソーファーミーソードーード
    • 「ファ」「ミ」の音の指も正確に塞げるように
  4. ドーラーシードーレーーーーーーー
    • 音を伸ばすのしんどいけど頑張ろう

後半

  1. ドーードドードーシーーーソーーー
  2. ラーラードードーソーーーーーソー
  3. ファーファーソーファーミーソードーード
  4. ラードーシーレードーーーーーーーーー
    • 最後まで気を抜かないようにしましょう

後半はほとんど前半と同じなので、前半が吹けるようになれば簡単ですよ。

完璧にできなくても良いので、だいたいできたら次のフレーズに進みましょう。

細かく分けることで、苦手な部分が明確になり、効率的に練習できますよ。

それぞれのフレーズのポイントも書いておきましたので、意識してみてくださいね。

ゆっくり練習する

各フレーズを練習するときは、ゆっくり練習しましょう。

ゆっくり練習するメリット
  • 吹き始める前に深くゆっくり息を吸える
  • 指をゆっくり確実に押さえられる
  • きれいにタンギングをする
  • 音色を気にすることができる

ゆっくり演奏することで、上手に吹くために大事な様々なポイントを意識することができます。

確実に演奏できる速さまで落としてゆっくり練習するのが上達の近道ですよ。

何度も練習する

リコーダーはちょっと練習しただけでは上手にはなれません。

ゆっくり何度も繰り返し練習して、体で覚えていきましょう。

何度も練習するメリット
  • 速い曲でも演奏できるようになる
  • テストや発表会で緊張しても体が動くようになる

何度も練習して体で覚えると、テストや発表会で緊張してしまっても、体が動いてくれるようになりますよ。

『パフ』を上手に吹くコツ

「どうせ吹くなら上手に吹きたい」

そんな方は次のコツを意識することで、上手に吹けるようになりますよ。

『パフ』を上手に吹くコツ
  • リコーダーを正しく構える
  • 指を正確に押さえる
  • タンギングをする
  • 歌うように演奏する

リコーダーを正しく構える

『パフ』を上手に吹くコツ1つ目は、リコーダーを正しく構えることです。

正しい構え方
  • 姿勢よく立つ(座る)
  • リコーダーを正しく持つ(右手が下、左手が上)
    リコーダーの持ち方(利き手は関係なし)
    • リコーダーの構え方は、右利きでも左利きでも同じですよ
  • くわえ方が深くなりすぎないよう注意する
    リコーダーのくわえ方(ちょうどよい、ふかすぎの比較)

正しく構えることで、グッと演奏しやすくなりますよ。

指を正確に押さえる

『パフ』を上手に吹くコツ2つ目は、指を正確に押さえることです。

私が見る限り、初心者の方は指を正確に押さえられていない場合が多いです。

指を正確に押さえられていない例
  • 指づかいが間違っている
  • トーンホールに隙間ができている
    トーンホールに隙間ができている

正確に押さえないと正しい音が出ませんので、ゆっくりじっくり練習しましょう。

指を正確に押さえるコツ
  • 吹き始める前に指を準備する
  • 指の腹を活用する
  • 指の力を抜く

このようなコツを意識して練習すると、上手くいきやすいですよ。

タンギングをする

『パフ』を上手に吹くコツ3つ目は、タンギングをすることです。

音の区切り目は「トゥー、トゥー」とタンギングすると、きれいに演奏できますよ。

音の区切り目でタンギング

ドーードドードーシーーーソーーー

トゥーートゥトゥートゥートゥーーートゥーーー

最初は難しいかもしれませんが、音の区切りでタンギングをする習慣をつけましょう。

タンギングの注意点

  • 「ふっ、ふっ」と息で音を切らないように
  • 息を止めないようにする
  • 舌に力が入ってキツいタンギングにならないようにする

タンギングではなく息で音を区切ってしまう人も多いですが、音の立ち上がりが汚くなってしまいます。

「ふっ、ふっ」ではなく「トゥー、トゥー」と、タンギングをしましょう。

タンギングのコツ

  • リコーダーを浅めにくわえる
  • 息を深く吸う
  • 舌は力を抜いて軽めに発音する
    • 声を出さずにひそひそ声で「トゥー、トゥー」言うようなイメージ

リコーダーを深くくわえると、吹き口に直接舌が当たってしまい、キツいタンギングになりがちです。

浅めにリコーダーをくわえて、ひそひそ声のように軽く「トゥー、トゥー」とタンギングすると上手くいきやすいですよ。

歌うように演奏する

『パフ』を上手に吹くコツ4つ目は、歌うように演奏することです。

せっかくリコーダーで曲を演奏するなら、きれいな音で吹きたいですよね。

しかし、リコーダー初心者の方は、リコーダーに「強すぎる息」を吹き込みすぎて音が汚くなっている場合が多いです。

強すぎる息の例
  • 風船を膨らませる息
  • ろうそくの火を消す息
  • 机のゴミを吹き飛ばす息

このような強すぎる息を吹き込むと、音が汚くなったり、裏返ってしまいます。

「リコーダーを吹く」と思うと息が強くなりがちなので、「リコーダーで歌う」ようなイメージで演奏しましょう。

Q&A

『パフ』の演奏で疑問に思われそうなことについて、考えてみました。

Q&A
  • 指が難しいときはどうすれば良い?
  • 息が続かないときはどうすれば良い?

指が難しいときはどうすれば良い?

指が難しいときの練習方法は、次の通りです。

指が難しいとき
  • 出しやすい音から練習する
    • 真ん中の「ド」のような出しやすい音から、「ドーシーラーソーファーミー」と出せる音を増やす
  • ゆっくり・何度も練習する
    • 体で覚える
  • 鏡を見ながら練習する
    • 指が押さえられていないところに気付ける
  • 補助器具を使う
    • 指かけで持ちやすくする
    • 演奏補助シールでトーンホールを押さえやすくする

真ん中の「ド」のような出しやすい音から、「ドーシーラーソーファーミー」と徐々に出しやすい音を増やしていきましょう。

指かけや演奏補助シールなどの補助器具を使うことで、改善できることもありますよ。

私も指かけを利用しています。

YAMAHAの指かけ
総合評価 :4.5

両面テープで取り付けられるリコーダー指かけ。
シンプルな構造で壊れにくいです。

指かけのメリット
  • リコーダーを持ちやすくなる
  • 指が動かしやすくなる
  • 毎回同じ場所を持てる
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息が続かないときはどうすれば良い?

息が続かないときの対応方法は、次の通りです。

息が続かないときの対応方法
  • 息を強く吹き込みすぎない
  • 息を深く吸う
  • 計画的に息を吸う
  • こっそり息を吸う(笑)

息の強さを適正化したり、息を深く吸うことで息が続くようになりますよ。

それでも続かない場合は、こっそり息を吸っちゃいましょう(笑)。

人により判断は分かれると思いますが、私は息が続くことよりも、良い音で演奏することの方が大事と考えています。

音を犠牲にして息を続かせるくらいなら、こっそり吸っちゃえば良いです。

そのうち効率的な演奏方法が身について、息は続くようになりますので、良い音で楽しく演奏することを優先しましょう。

まとめ

『パフ』の練習方法やコツを解説しました。

『パフ』を上手に吹くコツ
  • 練習方法
    • フレーズ毎に分けて練習する
    • ゆっくり練習する
    • 何度も練習する
  • 上手く吹くコツ
    • リコーダーを正しく構える
    • 指を正確に押さえる
    • タンギングをする
    • 歌うように演奏する

楽しみながらリコーダーの基礎を学べる良い曲ですので、ぜひ練習してみてくださいね。