「クライネソプラニーノリコーダーって何?」

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • クライネソプラニーノリコーダーの特徴
  • クライネソプラニーノリコーダーの演奏例
  • クライネソプラニーノリコーダーをおすすめする人
  • おすすめのクライネソプラニーノリコーダー

クライネソプラニーノリコーダー、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。

小学校で習うソプラノリコーダーと比べて非常に小さい、手のひらサイズのリコーダーです。

クライネソプラニーノ

珍しいので演奏するだけでウケますよ(笑)。

この記事では、クライネソプラニーノリコーダーの特徴や演奏例などをご紹介いたします。

クライネソプラニーノリコーダーの特徴

まずはクライネソプラニーノリコーダーの特徴をご紹介します。

特徴
  • 大きさ
    • 17cmほど(手のひらサイズ)
    • トーンホールの間隔が狭い
  • 音域
    • 音域:C6~A7(ドレミファソラシドレミファソラ)
    • ソプラノリコーダーの1オクターブ上
    • 音域がやや狭い
  • 運指
    • 運指方式:バロック式
    • 一部の音の運指が異なる

大きさ

クライネソプラニーノリコーダーの大きさはわずか17cm

手のひらサイズの非常に小さいリコーダーです(私の手のひらより短い…w)。

クライネソプラニーノ

トーンホールの間隔も非常に狭いため、演奏には細い指と精密な運指が求められます。

私は成人男性にしては指が細い方かと思いますが、それでも演奏はギリギリ…

指が窮屈すぎて、まともに演奏できません(笑)

音域

クライネソプラニーノリコーダーの音は、非常に高いです。

音域
  • 音域:C6~A7(ドレミファソラシドレミファソラ)
  • ソプラノリコーダーの1オクターブ上
  • 音域がやや狭い

私は高音が好きなので大丈夫ですが、高すぎて苦手な人もおられるかもしれません。

家で演奏すると家族にうるさがられるため、注意が必要です(笑)。

運指

クライネソプラニーノリコーダーは、その他のバロック式リコーダーとほぼ同様の運指です。

運指
  • 運指方式:バロック式
  • 一部の音の運指が異なる
    • シ♭ 右手人差し指を押さえない
    • 低いド♯・レ♯ 指をスライドして隙間を作る

ただ、私のアウロスのクライネソプラニーノリコーダーは、一部の音の運指が異なっています。

特にシ♭は、たまに吹く時に混乱しますね。

クライネソプラニーノリコーダーの演奏例

クライネソプラニーノリコーダーの演奏例をご紹介します。

軽やかで非常に魅力的な音色ですね。

クライネソプラニーノリコーダーは非常に小さいので、急にポケットから取り出して、こんな風に演奏できたらカッコよいですね。

クライネソプラニーノリコーダーをおすすめする人

クライネソプラニーノリコーダーをおすすめするのは、次のような方です。

おすすめする人
  • 指が細い方
  • 中級者以上の方
  • アンサンブルなどで使いたい方
  • 話のネタにしたい方

指が細い方

クライネソプラニーノリコーダーは、トーンホールの間隔が非常に狭いです。

そのため、指が細い人でないと演奏できません

私は成人男性にしては指が細い方ですが、それでも指をギューギュー詰めて、やっとトーンホールを塞げる感じですね。。。

まともに演奏しようと思うと、もっと指が細くないと無理と思います(成人男性には難しいかも…)。

中級者以上の方

クライネソプラニーノリコーダーは、精密なコントロールが必要なため、初心者の方には演奏が難しいです。

精密なコントロールとは?
  • 指のコントロール
    • トーンホールとサムホールが小さい
    • 精密な運指とサミングが必要
  • 息のコントロール
    • 息の量や響かせ方がシビア

指や息の精密なコントロールが必要なため、リコーダーに慣れた中級者以上の方におすすめです。

アンサンブルなどで使いたい方

クライネソプラニーノリコーダーを演奏で利用したい方には、もちろんおすすめです。

ただし、指が細い人でないと本当に演奏できません。

私は一度本番でクライネソプラニーノリコーダーを演奏しましたが、「もののけ姫」を演奏するので精一杯でした。。。

軽やかに連符が多い曲でも吹きたかったのですが、指をギューギュー詰めながら演奏しないといけないので無理でした(笑)

話のネタにしたい人

普通の人はクライネソプラニーノリコーダーを知りませんので、話のネタにしたい人にはぴったりです。

私はソロ演奏のステージで披露しましたが、「おもちゃみたいな小さい笛」を演奏するだけで非常にウケました。

ちょっとした小ネタに使えるので、一本持っておくと便利ですよ。

おすすめのクライネソプラニーノリコーダー

おすすめのクライネソプラニーノリコーダーは、AULOSクライネソプラニーノリコーダー501S(E)シンフォニーです。

おすすめな理由
  • 樹脂製のため値段が安い
    • 手軽に買える
    • もし吹けなくてもダメージが少ない(笑)
  • 優秀なアウロスシンフォニーシリーズ
    • 音色・吹奏感がよく快適に演奏できる
  • ヤマハには樹脂製クライネソプラニーノリコーダーはない

値段が安いため、指の太さが原因で演奏できなかったとしても、ダメージが少ないのがよいですね。

安いだけでなく、アウロスシンフォニーシリーズで性能も非常によいので、楽しく演奏できます。

ご紹介した演奏動画で利用されていたリコーダーも、このリコーダーと思われます。

ちなみに、樹脂製クライネソプラニーノリコーダーは、ヤマハにはありません。

そのため、樹脂製ならAULOSクライネソプラニーノリコーダー501S(E)シンフォニーがおすすめですよ。

まとめ

クライネソプラニーノリコーダーをご紹介しました。

特徴
  • 大きさ
    • 17cmほど(手のひらサイズ)
    • トーンホールの間隔が狭い
  • 音域
    • 音域:C6~A7(ドレミファソラシドレミファソラ)
    • ソプラノリコーダーの1オクターブ上
    • 音域がやや狭い
  • 運指
    • 運指方式:バロック式
    • 一部の音の運指が異なる

トーンホールの間隔が狭く演奏難易度は高いですが、演奏会では非常にウケるのでおすすめですよ。