「クライネソプラニーノリコーダーって何?」
このような疑問にお答えします。
- クライネソプラニーノリコーダーの特徴
- クライネソプラニーノリコーダーの演奏例
- クライネソプラニーノリコーダーをおすすめする人
- おすすめのクライネソプラニーノリコーダー
クライネソプラニーノリコーダー、聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。
小学校で習うソプラノリコーダーと比べて非常に小さい、手のひらサイズのリコーダーです。
![クライネソプラニーノ](https://recorder.the--road.com/wp-content/uploads/2024/11/kleine_sopranino-size-1024x538.avif)
珍しいので演奏するだけでウケますよ(笑)。
この記事では、クライネソプラニーノリコーダーの特徴や演奏例などをご紹介いたします。
クライネソプラニーノリコーダーの特徴
まずはクライネソプラニーノリコーダーの特徴をご紹介します。
- 大きさ
- 17cmほど(手のひらサイズ)
- トーンホールの間隔が狭い
- 音域
- 音域:C6~A7(ドレミファソラシドレミファソラ)
- ソプラノリコーダーの1オクターブ上
- 音域がやや狭い
- 運指
- 運指方式:バロック式
- 一部の音の運指が異なる
大きさ
クライネソプラニーノリコーダーの大きさはわずか17cm。
手のひらサイズの非常に小さいリコーダーです(私の手のひらより短い…w)。
![クライネソプラニーノ](https://recorder.the--road.com/wp-content/uploads/2024/11/kleine_sopranino-size-1024x538.avif)
トーンホールの間隔も非常に狭いため、演奏には細い指と精密な運指が求められます。
私は成人男性にしては指が細い方かと思いますが、それでも演奏はギリギリ…
指が窮屈すぎて、まともに演奏できません(笑)
音域
クライネソプラニーノリコーダーの音は、非常に高いです。
- 音域:C6~A7(ドレミファソラシドレミファソラ)
- ソプラノリコーダーの1オクターブ上
- 音域がやや狭い
私は高音が好きなので大丈夫ですが、高すぎて苦手な人もおられるかもしれません。
運指
クライネソプラニーノリコーダーは、その他のバロック式リコーダーとほぼ同様の運指です。
- 運指方式:バロック式
- 一部の音の運指が異なる
- シ♭ 右手人差し指を押さえない
- 低いド♯・レ♯ 指をスライドして隙間を作る
ただ、私のアウロスのクライネソプラニーノリコーダーは、一部の音の運指が異なっています。
特にシ♭は、たまに吹く時に混乱しますね。
クライネソプラニーノリコーダーの演奏例
クライネソプラニーノリコーダーの演奏例をご紹介します。
軽やかで非常に魅力的な音色ですね。
クライネソプラニーノリコーダーは非常に小さいので、急にポケットから取り出して、こんな風に演奏できたらカッコよいですね。
クライネソプラニーノリコーダーをおすすめする人
クライネソプラニーノリコーダーをおすすめするのは、次のような方です。
- 指が細い方
- 中級者以上の方
- アンサンブルなどで使いたい方
- 話のネタにしたい方
指が細い方
クライネソプラニーノリコーダーは、トーンホールの間隔が非常に狭いです。
そのため、指が細い人でないと演奏できません。
私は成人男性にしては指が細い方ですが、それでも指をギューギュー詰めて、やっとトーンホールを塞げる感じですね。。。
まともに演奏しようと思うと、もっと指が細くないと無理と思います(成人男性には難しいかも…)。
中級者以上の方
クライネソプラニーノリコーダーは、精密なコントロールが必要なため、初心者の方には演奏が難しいです。
- 指のコントロール
- トーンホールとサムホールが小さい
- 精密な運指とサミングが必要
- 息のコントロール
- 息の量や響かせ方がシビア
指や息の精密なコントロールが必要なため、リコーダーに慣れた中級者以上の方におすすめです。
アンサンブルなどで使いたい方
クライネソプラニーノリコーダーを演奏で利用したい方には、もちろんおすすめです。
ただし、指が細い人でないと本当に演奏できません。
私は一度本番でクライネソプラニーノリコーダーを演奏しましたが、「もののけ姫」を演奏するので精一杯でした。。。
軽やかに連符が多い曲でも吹きたかったのですが、指をギューギュー詰めながら演奏しないといけないので無理でした(笑)
話のネタにしたい人
普通の人はクライネソプラニーノリコーダーを知りませんので、話のネタにしたい人にはぴったりです。
私はソロ演奏のステージで披露しましたが、「おもちゃみたいな小さい笛」を演奏するだけで非常にウケました。
ちょっとした小ネタに使えるので、一本持っておくと便利ですよ。
おすすめのクライネソプラニーノリコーダー
おすすめのクライネソプラニーノリコーダーは、AULOSクライネソプラニーノリコーダー501S(E)シンフォニーです。
- 樹脂製のため値段が安い
- 手軽に買える
- もし吹けなくてもダメージが少ない(笑)
- 優秀なアウロスシンフォニーシリーズ
- 音色・吹奏感がよく快適に演奏できる
- ヤマハには樹脂製クライネソプラニーノリコーダーはない
値段が安いため、指の太さが原因で演奏できなかったとしても、ダメージが少ないのがよいですね。
安いだけでなく、アウロスシンフォニーシリーズで性能も非常によいので、楽しく演奏できます。
ご紹介した演奏動画で利用されていたリコーダーも、このリコーダーと思われます。
ちなみに、樹脂製クライネソプラニーノリコーダーは、ヤマハにはありません。
そのため、樹脂製ならAULOSクライネソプラニーノリコーダー501S(E)シンフォニーがおすすめですよ。
まとめ
クライネソプラニーノリコーダーをご紹介しました。
- 大きさ
- 17cmほど(手のひらサイズ)
- トーンホールの間隔が狭い
- 音域
- 音域:C6~A7(ドレミファソラシドレミファソラ)
- ソプラノリコーダーの1オクターブ上
- 音域がやや狭い
- 運指
- 運指方式:バロック式
- 一部の音の運指が異なる
トーンホールの間隔が狭く演奏難易度は高いですが、演奏会では非常にウケるのでおすすめですよ。