「木目調の樹脂製リコーダーって実際どうなの?木目化しただけで何か変わるの?」

樹脂製リコーダーには、木目加工されたものもありますよね。

木目調リコーダーの例

AULOS Symphony 503BW 全体
AULOS Symphony 503BW
ヤマハのソプラノリコーダー
YAMAHA YRS-314B

木目ありのリコーダーは見た目がカッコよいだけでなく、性能や音色もけっこう大きく変わります。

参考動画)木目調ありなしの違い

木目なし:AULOS Symphony 509B
木目あり:AULOS Symphony 509BW

音色が違うのが分かっていただけると思いますが、それだけではなく、演奏しているときの吹き心地も大きく異なりますよ。

この記事では、樹脂製リコーダー20本(内5本が木目)を持つ私が、木目による違いやおすすめの木目調リコーダーについて解説します。

悩まれている方は、ぜひ見てみて下さいね。

木目調有り無しの3つの違い

木目調の有り無しで次の3つの違いがあります。

木目調の有り無しによる違い
  • 値段
  • 楽器の性能(音色や吹奏感)
  • 木目調の方が見た目がカッコよい

値段

木目調有り無しの違い1つ目は、値段の違いです。

  • 木目調あり:高い
  • 木目調なし:安い

木目調ありのモデルの方が、1,000円程度値段が高いです。

手間や材料費などある分、高くなるのは当たり前ですね。

楽器の性能(音色や吹奏感)

木目調有り無しの違い2つ目は、楽器の性能の違いです。

私の経験上、木目加工されると、次のような音色と吹奏感の変化が感じられました。

音色の変化

  • 音の張りが出る
  • 音の芯が出る

吹奏感の変化

  • 抵抗感が強くなる
  • 高い音や低い音の出しやすさが変わる

参考動画)木目調ありなしの違い

木目なし:AULOS Symphony 509B
木目あり:AULOS Symphony 509BW

木目化による変化が良い方向に働けば、すごくよい木目調モデルになりそうですね。

木目有りと無しどっちが性能が良いの?

木目加工により性能が変わりますが、どちらの方が性能が良いかは、一概には言えません。

木目加工なしモデルの性能や演奏者の好みで、良い楽器になるかどうかが変わってくるからです。

木目加工なしモデルの性能

  • 軽い吹奏感→木目加工に合いそう
  • 柔らかい音→木目加工に合いそう
  • 重い吹奏感→木目加工で吹きにくくなるかも
  • 硬めの音→木目加工でキツい音になるかも

演奏者の好み

  • 吹奏感は軽めか重めどっちが好きか
  • 硬めの音か柔らかめの音どっちが好きか

私はハッキリした芯のある音が好きなので、木目調の楽器を気にいることが多いです。

それでも、木目加工で音がキツくなってお蔵入りになっているリコーダーもあるので、どちらが良いとは言えませんね。

表面に木目加工しただけで性能が変わるの?

そもそも表面の加工の有無だけで性能が変わるの?と思われる方もおられるのではないでしょうか。

私もそう思っていたのですが、けっこう大きく変わります。

理屈的なことはよく分かりませんが、金管楽器なんかは表面の仕上げが色々ありますよね。

ラッカー、シルバー、金など。。。

そう考えると、表面加工で音色などが変わるのは、広く認められた経験則ということで勝手に納得しました。

もちろん、物理的な背景はあるんでしょうが(笑)

木目調の方が見た目がカッコよい

木目調有り無しの違い3つ目は、木目調の方が見た目がカッコよいことです。

アウロス_ソプラノリコーダー
AULOS Symphony 503B(木目なし)
AULOS Symphony 503BW 全体
AULOS Symphony 503BW(木目あり)

まあ、私の主観ですが(笑)

木目調のリコーダーは見た目がカッコ良いので、メリットが多いです。

  • なんか上手そうに見られる
  • 演奏していて気分がよい
  • 話のネタになる

「木のリコーダーを持っている人=上手い人」みたいなバイアスが働いて、実際より上手に見られがちです。

実際、私は「木のリコーダーは良い音しますね」などと話しかけられることも多いですし。

どうせ人前で吹くなら上手に見られたいと思うので、木目調は役立ちますよ。

また、カッコよいリコーダーは持っているだけでテンションが上がるので、演奏していて気分がよいですね。

おすすめの木目調リコーダー

おすすめの木目調リコーダーは、アウロスシンフォニーシリーズの木目調モデルです。

元々のアウロスシンフォニーも非常に優秀だったのですが、木目加工による変化がピッタリはまって最強の樹脂製リコーダーになりました。

  • ヤマハのような高音の出しやすさ
  • ゼンオンのような落ち着いたまろやかな音色
  • アウロスの豊かな低音の響きとバランス

各メーカー上位モデルの良いとこどりをしたような、素晴らしい性能をしています。

参考動画

ソプラノ:AULOS Symphony 503BW
アルト:AULOS Symphony 509BW

「満足できる樹脂製リコーダー」を求めて、リコーダーを20本以上買ってきた私ですが(笑)、ようやく落ち着けました。

素晴らしいモデルなんですが、品薄でAmazonや楽天市場ではなかなか手に入りませんので、欲しい方は小まめに検索してみてくださいね。

まとめ

木目調の樹脂製リコーダーについて、ご説明しました。

木目調の有り無しによる違い
  • 木目調の方が値段が高い
  • 楽器の性能が違う
    • 音色や吹奏感が変わる
    • どちらがよいとは一概に言えない
  • 木目調の方が見た目がカッコよい

木目調の方が良いとは一概に言えませんが、アウロスシンフォニーの木目調みたいに、木目加工がハマるとすごくよい楽器になります。

好みの問題もありますので、興味のある方は試してみてくださいね。