「もっとリコーダーが上手くなりたい!どんな練習すれば良いのかな…」
このような悩みにお答えします。
リコーダーが好きになると、「もっと上手くなりたい…」と思うようになりますよね。
私は小学生の時からそうでしたし、35歳の今でも「もっと上手くなりたい」と思っています。
そんな私が、実際に効果が大きかったリコーダーが上手くなる練習方法は、次の7つです。
これらの練習をするとリコーダーが上達する速さが上がりますので、できるところから是非やってみてくださいね。
リコーダーが上手くなる方法7選
リコーダーが上手になる方法は、次の7つです。
それぞれご紹介しますね。
上手い人の演奏を見る
リコーダーが上手くなる方法1つ目は、上手い人の演奏を見ることです。
- プロの演奏会を見に行く
- リコーダーの先生に習う
- Youtubeでリコーダーが上手い人を見る
上手くなるための第一歩は、「どういうのが上手い演奏なのか」を分かるようになることです。
できれば、生で演奏会を見たりレッスンを受けるのが良いですが、難しい場合はYoutubeで見るだけでも効果はありますよ。
私はYoutubeでリコーダーの達人の演奏をみて、リコーダーに目覚めました(笑)。
私が目標にしている「上手すぎるリコーダー演奏」の動画は、以下の記事でご紹介しています。リコーダーのイメージが変わりますので、ぜひご覧ください。
自分の演奏を録音(録画)する
リコーダーが上手くなる方法2つ目は、自分の演奏を録音(録画)することです。
- 自分の演奏を客観的に聞くことができる
- 悪い癖を発見することができる
- 他の演奏者と自分の演奏を比較することができる
録音や録画をすることで、自分の演奏を客観的に聞けるようになります。
これにより「反省の効率」が爆上がりして、上達しやすくなりますよ。
いまはスマホで簡単に録音できますので、試しに録音して見て下さいね。
ゆっくり繰り返し練習する
リコーダーが上手くなる方法3つ目は、ゆっくり繰り返し練習することです。
- 基本的な演奏スキルが身につく
- タンギング、運指、サミングなどの技術
- ブレス、脱力などの身体操作
- 音程・リズムを正確に演奏する感覚
- 頭でなく体で覚えることができる
- 本番で緊張しても体が動くようになる
- 基本奏法が自然にできるので表現に集中できる
- 難しい音楽を演奏できるようになる
サミングやタンギング・きれいな音の出し方などのリコーダーを吹くためのテクニックは、頭で理解しただけではできるようになりません。
ゆっくり何度も何度も繰り返し練習して、体で覚えることで少しずつリコーダーが上手くなることができます。
- メトロノームをゆっくり(余裕を持って吹ける速さ)に設定する
- 発音や音色・音程など様々なことを意識しながら演奏する
- 失敗せずに演奏できたらメトロノームを少し速める
メトロノームを使ってゆっくりゆっくり何度も何度も繰り返し練習することで、洗練された音色・音程・リズムで難しい曲を演奏できるようになりますよ。
私がリコーダーに目覚めてチャールダーシュを練習したときは、「♩=15」くらいの超スローテンポから少しずつ速くしながら、千回以上練習しました(笑)。
体を効率的に使う
リコーダーが上手くなる方法4つ目は、体を効率的に使うことです。
「体を効率的に使う」って何のこと?という感じかと思いますが、人体の構造上、体の効率が悪くなる姿勢というものがあります。
例として、猫背を考えてみましょう。
猫背になると、演奏に良くないことがいっぱい起こります。
- 顔が前に出るので、頭を支える首に力が入る
- 首が凝って演奏がしんどくなる
- 腕を支えるための肩などに力が入る
- 指が動きにくくなる
- 呼吸が浅くなる
- 猫背で正面を向くとあごが上がる
- 舌の位置が下がりタンギングがしにくくなる
猫背はリラックスするときには良いですが、リコーダーを演奏するには効率が悪い姿勢と言えそうですね。
効率のよい姿勢で体の力を抜き、正しくリコーダーを持つことで、演奏技術が底上げされますよ。
言うのは簡単ですが、実践するのはめちゃくちゃ難しいです。
私は高校生のときにクラリネットのレッスンで「力みすぎ」との指摘を受けてから20年頑張っていますが、「やっと少し上手になったかな…」程度(笑)。
演奏に効率の良い体の使い方を身につけるための修行をすることで、リコーダーが上手くなるだけでなく、体の調子もよくなりますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
世界的なフルート奏者の姿勢に感銘を受けた話
私は学生の頃、世界的なフルート奏者であるエマニュエル・パユのマスタークラスを見学したことがあります。
受講者の人も音大生で、私から見るとすごく上手なんですが、パユは「体幹のこと」をしきりに注意していました。
受講者の人は、パユと比べると体幹が不安定で、頭の位置が定まってなくフラフラしてる感じなんですよね。
そのせいで「体全体のバランスも悪くなり、指の動かし方や音の響きにも影響が出ている」そうです。
一方でパユは、素人の私からも分かるくらいに、ものすごく体幹が安定していました。
どんなに体を動かしながら演奏しても、体の軸はどっしりとしてブレずに、大木のように安定しているのです。
体が安定しているので、指は自由に動き、音もダイナミックかつ繊細な響で。私が姿勢を気にするきっかけになりました。
人前で演奏する
リコーダーが上手くなる方法5つ目は、人前で演奏することです。
「人に聞かれること」を意識することで、音色・技巧・表現など全てが上達しやすくなりますよ。
- 家族に聞いてもらう
- リアルで演奏会をする
- Youtubeに動画を投稿する
- リコーダーを習いに行くなど
人前で演奏するのは緊張しますが、すごく効果が大きいので、ぜひやってみてくださいね。
「人前で演奏するのは緊張する…」という方(私も緊張で指や足が震えまくります…笑)におすすめの緊張対策方法は、次の記事でご紹介していますよ。
リコーダーの先生に習う
リコーダーが上手くなる方法6つ目は、リコーダーの先生に習うことです。
- 自分の悪いところを教えてもらえる
- 上手い演奏を間近で見られる
- 練習にメリハリが出る
リコーダーの先生に習うと、一人では気づけなかったような“自分の悪い所”を指摘してもらえます。
それに、先生の演奏を間近で見れるので真似しやすくなりますし、次のレッスンまでの課題を出されるので練習にメリハリが出ます。
上手くなるために良いことばっかりですね。
ただ、欠点はお金がかかることと、先生とのコミュニケーションですかね。。。
私はクラリネットを習っていたことがありますが(リコーダーは独学…)、先生とのコミュニケーションが苦手で、何人かの先生に習いましたがあまり長くは続けられませんでした。。。
「自分はできる」と信じ込む
リコーダーが上手くなる方法7つ目は、「自分はできる」と信じ込むことです。
「自分はできる」と信じることで、向上心を持って練習することができるのです。
リコーダーに限った話ではありませんが、「ここまでしかできない…」と思ってやっていると、本当にそこまでしかできないんですよね。
私も以前は「リコーダーでは難しい曲は吹けない」と思っていましたが、その時は簡単な曲ばかり吹いていました。
Youtubeでリコーダーでドラクエの曲を吹く動画を見て、リコーダーの可能性に目覚めてから、そこから猛練習し急に上達しました。
私をリコーダーに目覚めさせた“上手すぎるリコーダー演奏”は、次の記事でご紹介していますよ。
練習にはよいリコーダーを使おう
ここまでに書いてきた方法を使っても、リコーダーの性能が悪くては上達は難しいです。
性能の悪いリコーダーに合わせて悪い癖がつく可能性のあるので、ある程度以上の性能のよいリコーダーを使うことが大事です。
「“良いリコーダー”は値段が高そう…」と思われるかもしれませんが、心配ありません。
YAMAHAやAULOSの樹脂製リコーダーは非常に性能がよく、Amazonで2,000円くらいで買えます!
メーカー | リコーダー名 |
---|---|
YAMAHA | YRS-312BIII |
AULOS | シンフォニー 503B(E) |
私もYAMAHAの樹脂製リコーダーをメインに使っているのですが、ホールでグランドピアノと合わせるときでも使えるくらい良い性能をしていますよ。
リコーダー本体以外の「練習におすすめのアイテム」もご紹介しています。
適切な道具を使うことで、上達がグンと早くなりますので、ぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
リコーダーが上手くなる方法を7つご紹介しました。
これらの練習をすれば、リコーダーが上達する速さがすごく上がりますよ。
できるところからやってみてくださいね。