リコーダー奏者渡辺清美さん著の『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』を読んでみました。

一言で言うと、リコーダーの基本が非常に分かりやすく解説された“超素晴らしい本”です。

素晴らしいと思ったところ
  • 基本から応用まで網羅
  • イラストや画像付きで分かりやすい
  • 目に見えない口の中を詳しく解説
  • 著者の参考演奏がYouTubeで公開されている

正直、下手にレッスンに行くより、この本を読む方がよっぽど良いです。

私はクラリネットをプロに習ってたことがありますが、こんなに詳しく分かりやすく教えてもらえませんでした。。。

「もっと吹け!力を入れるな!のどを開け!」みたいな抽象的な言葉が飛び交っており、私みたいな勘の悪い人間は途方に暮れたものでした(笑)

対して『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』はものすごく具体的です。

特に、目で直接みることができない口の中について、イラスト付きで詳しく書いてあるのが素晴らしい!

高校生のときにこの本に出会えていれば…笑

と思いつつ、「まだまだ上手くなれる!」とリコーダー練習のモチベーションが上がりました!

以降でより詳しくご説明しますので、リコーダーがもっと上手くなりたい人は、ぜひご覧ください。

『リコーダーが上手くなる方法』の感想

『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』の感想をそれぞれご説明します。

素晴らしいと思ったところ
  • 基本から応用まで網羅
  • イラストや画像付きで分かりやすい
  • 目に見えない口の中を詳しく解説
  • 著者の参考演奏がYouTubeで公開されている

基本から応用まで網羅的な内容

リコーダーの持ち方やタンギングのような基本的な内容から、ビブラートや装飾音などの応用的な内容まで網羅されています。

しっかり練習すれば、この一冊で上手くなれる内容です。

基本の内容も非常に深く新たな発見が多くありましたし、応用にいたっては知らないことばかり…

これだけの内容を分かりやすくコンパクトにまとめられており感服です。

自力では到達不可能なレベルの深さと広さの知識が得られますので、独学の人は絶対読んだ方が良いですよ。

イラストや写真付きで分かりやすい

リコーダーを上手に演奏するためには、正しい体のイメージが欠かせません。

『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』では簡略化した分かりやすいイラストが豊富にあり、正しい体のイメージを持つ手助けをしてくれます。

  • タンギングの時の舌の動き
  • リコーダーの正しい持ち方
  • 指の動かし方、など

私はタンギングも持ち方も指の動かし方も良くない部分があったので、頑張って直しています(笑)。

自己流で演奏している人は、私のように改善点が見つかるかもしれませんよ。

目に見えない口の中を詳しく解説

リコーダーなどの管楽器は、演奏中の口の中の動きは見ることができません。

ですので、口の中は音色やタンギングなどに非常に重要な部分なのに関わらず、無視されてしまいがちです。

『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』では、

  • 適切な舌の形
  • 正しい舌の動かし方
  • 正しく動かすための練習方法

がイラスト付きで詳しく書いてあるので、口の中のイメージを助けてくれます。

私はクラリネット吹きの時から、長年タンギングに悩んでいたのですが、舌の動かし方が根本的に間違っていたことに気づけました。

口の中を知り改善することで、より美しい音色で鮮やかな表現ができるようになる実感があり、楽しいです。

著者の参考演奏がYouTubeで公開されている

独学でリコーダーを演奏する場合、お手本がほしいですよね。

私は譜読みに自信がないので、お手本がないと合っているか不安になります…。

『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』に載っている曲の一部は、YouTubeで著者の参考演奏が公開されています。

参考演奏と自分の演奏を比べながら練習することで、上達しやすくなりますよ。

演奏は音だけなので、欲を言えば映像もあれば嬉しかったですね。

立ち方や指の動かし方なども見れてもっと勉強できるので…。

とは言っても、演奏音源が公開されている教本は少ないので、ありがたいです。

著者:渡辺清美さんのメディア

『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』著者の渡辺清美さんのメディアをご紹介します。

  • サイト:Love Recorder
    • ブログでの演奏会告知
    • レッスン情報
  • YouTubeチャンネル:kiyomi watanabe
    • 『リコーダーが上手くなる方法』の参考演奏
    • 多重録音演奏など

非常に美しい演奏ですので、ぜひ聞いてみてくださいね。

レッスンに通える人は、直接習ったら本を読む以上の学びを得られるでしょう。

まとめ

『吹いて覚える演奏テクニック リコーダーが上手くなる方法』を読んだ感想をご紹介させていただきました。

リコーダーの教本は何冊か見ましたが、独学でリコーダーが上手くなりたい方には、この本が一番おすすめです。