リコーダーを吹いていると、ベルから水滴が出てくることはありませんか?

ベルから落ちてきた水滴が足についたり、教科書や楽譜につくと気持ち悪いですよね。。。

私の子どもは、持ち方と指を覚えて「やっとリコーダーが楽しくなってきた」というところでベルから出た水滴が足についてしまい、、、

水滴になえて練習しなくなってしまいました…笑。

また、水滴が鬱陶しいだけでなく、管内の水滴がトーンホールに詰まって、音が出にくくなる場合も…

テストや演奏会の本番でトーンホールに詰まられたら大変ですし、水滴が嫌でリコーダーのやる気が無くなるのももったいないですよね。

ということで、リコーダーを快適に楽しむため、水滴の原因と対策方法をご紹介します!

リコーダーの水滴の原因は?

リコーダーの水滴の原因は、息に含まれる水分です。

寒い時にガラスに息を吹きかけると白く曇りますが、同じことがリコーダーの管内で起きているんです。

ベルから水滴が出る仕組み
  • リコーダーに息を吹き込む
  • 息の中の水分がリコーダーの管内で冷やされ結露する
  • 水滴が増えると流れてきてベルから出たり、トーンホールに詰まる

この原因をふまえて、対策方法をご紹介いたしますね。

リコーダーのベルの水滴の対策方法

リコーダーのベルの水滴の対策方法は、次の3つです。

水滴の対策方法
  • 暖かい部屋で演奏する
  • 小まめに水滴を除去する
  • ベルをふさぐ

暖かい部屋で演奏する

リコーダーのベルの水滴の対策方法1つ目は、暖かい部屋で演奏することです。

水滴の原因は「息の中の水蒸気が冷やされて水になること」ですから、暖かい部屋で演奏することで、水滴は出なくなります。

実際、冬の寒い部屋ではめちゃくちゃ水滴がつくのですが、夏はほとんど出ません。

私は真夏に室温30℃以上の部屋で練習することもありますが、まったく水滴がつきません。

もちろん、そんなに暑い部屋での練習はおすすめしませんが…笑

部屋が寒すぎら場合は、エアコンで温度を上げるとだいぶ水滴がマシになりますよ。

リコーダーを足の上で体温程度に温めてから演奏するのも少しは効果ありですが、室温が低いとすぐに楽器が冷えるので、室温を上げましょう。

小まめに水滴を除去する

リコーダーのベルの水滴の対策方法2つ目は、小まめに水滴を除去することです。

いつも暖かい部屋で練習できるとは限りませんよね。

それに暖かい部屋で演奏してもある程度水滴は出てきます。。

ですので、「水滴が発生するのは仕方ない」と割り切って、小まめに除去するのもおすすめです。

水滴除去の方法
  1. リコーダーを分解する
  2. 掃除棒&ガーゼまたはクリーニングスワブで水滴を除去する

私はクラリネットのときは、練習や合奏の隙間時間にささっとスワブを通していました。

少し手間はかかりますが、この方法は空調代もかからず、演奏への支障も出にくいのでおすすめですよ。

ベルをふさぐ

リコーダーのベルの水滴の対策方法3つ目は、ベルをふさいで水滴が落ちてこないようにすることです。

ベルをふさぐ専用の道具も売ってありますが、床傷つけ防止のための椅子用靴下を輪ゴムでつけても良さそうですね。


ベルを塞げば水滴は出ませんが、いくつか注意点があります。

注意点
  • 深く被せすぎて右手のトーンホールに被らないように
  • 右手のトーンホールを使う音で、音程や音色が変になる可能性がある
  • 水滴を無くすわけではないのでトーンホールに詰まることはある

水分を除去するよりも楽で空調費もかかりませんが、演奏には少し支障が出ます。。。

ただ、小学校の授業で演奏する曲では、それほど支障はありません(たぶん)。

水滴が不快でリコーダーのやる気が無くなるよりは、ベルに装着する方が良いでしょう。

まとめ

リコーダーのベルからの水滴の原因と対策をご紹介しました。

水滴の対策方法
  • 暖かい部屋で演奏する
  • 小まめに水滴を除去する
  • ベルをふさぐ

不快な水滴を克服して、快適なリコーダー演奏を楽しんでくださいね。