「リコーダーってどのようにくわえるの?」

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • リコーダーのくわえ方
  • くわえ方が大事な3つの理由

リコーダーは、適当にくわえて息を吹き込めば音が出るので、「くわえ方なんてどうでも良い」と思いますよね。

私もそう思っていました(笑)。

しかし、浅めにくわえるように変えたところ、音色もテクニックも改善することができました。

この記事では、私が最善と思っているリコーダーのくわえ方を、写真付きでご紹介します!

くわえ方に絶対的な正解はありませんが、悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。

リコーダーのくわえ方

リコーダーのくわえ方は、下の写真のような感じです。

リコーダーのくわえ方
くわえ方のポイント
  • 浅めにくわえる
  • リコーダーを顔に近づける
  • 口の中(舌など)をリラックスさせる

以降でそれぞれのポイントについて、ご説明しますね。

浅めにくわえる

リコーダーをくわえる時の1つ目のポイントは、浅めにくわえることです。

リコーダーのくわえ方(ちょうどよい、ふかすぎの比較)

リコーダーを“くわえる”と言うと、つい深くくわえたくなってしまいますよね。

大学のリコーダーサークルに来た新人も深すぎましたし、うちの娘が3歳の時にリコーダーを吹いたときもめっちゃ深くくわえていました。。。

しかし、くわえ方が深すぎると、次のような問題があります。

くわえ方が深すぎることの問題
  • 音が荒くなる
  • タンギングがしにくくなる
  • 音が裏返りやすくなる

写真左側のように浅くてもちゃんと音が出るでので、くわえ方が深くなりすぎないように注意しましょう。

くわえ方が深すぎる目安としては、リコーダーの吹き口が前歯より奥に来ていたら深すぎます。

「くわえる」というよりは、「上下の唇の間に少し差し込む」くらいのイメージで、深くくわえすぎないようにしましょう。

「どれくらい浅め」が良いかは人によって変わりますので、深すぎない程度で調整してみてください。

リコーダーを顔に近づける

リコーダーをくわえる時の2つ目のポイントは、“リコーダーを”顔に近づけることです。

リコーダーをくわえるためには、次の2つの方法がありますよね。

リコーダーをくわえる方法
  1. 顔をリコーダーに近づける
  2. リコーダーを顔に近づける

別にどっちでも良さそうですが(笑)、実は重要です!

顔をリコーダーに近づけると、猫背気味の悪い姿勢になってしまい、演奏しにくくなります。

リコーダーを顔に近づけてくわえるよう、意識しましょう。

口の中(舌など)をリラックスさせる

リコーダーをくわえる時の3つ目のポイントは、口の中(舌など)をリラックスさせることです。

「リコーダーを吹こう」と頑張ると、口の中に力が入ってしまいがちですよね。

そして、口の中に力が入っていると、タンギングがしにくくなるだけでなく、音色も悪くなってしまいます。。。

次のようにリコーダーをくわえると、口の中が力みにくくなりますよ。

力みにくいリコーダーのくわえ方
  1. まっすぐ正面を向く
  2. 普段通りの顔をする
    • 唇は自然に閉じ、上下の歯の間は少し開いている
  3. リコーダーを口に近づける
  4. 上下の唇の間にリコーダーを少し差し込む
  5. 鼻から息を吸いリコーダーを吹く

「リコーダーを吹こう」と構えるのではなく、「普段通りの口にリコーダーを少し差し込む」ようにすると、自然と口の中の力が抜けますよ。

くわえ方が大事な3つの理由

リコーダーのくわえ方が大事な理由は、3つあります。

リコーダーのくわえ方が大事な理由
  • タンギングがしやすくなる
  • 音色が良くなる
  • 体の力を抜きやすくなる
    • 指が動かしやすくなる
    • 息が深く吸いやすくなる

くわえ方がよくなると、かなり色々な部分が改善され、リコーダーの上達が早くなります。

また、目に見えるため治しやすい部分でもあるので、今すぐ改善に取り組みましょう。

タンギングがしやすくなる

リコーダーのくわえ方が大事な1つ目の理由は、タンギングがしやすくなることです。

リコーダーを深くくわえすぎると、上と下の歯の隙間が大きくなって、舌が奥に引っ込みます。

舌が奥に引っ込むと良くない理由
  • タンギングの舌の動きが大きくなる
  • 舌が力んで音色が悪くなる
  • 息の通り道が乱れて音がまとまりにくくなる

リコーダーを浅めにくわえることによって、舌が喉の奥に引っ込むのを防ぎ、タンギングしやすくなりますよ。

音色がよくなる

リコーダーのくわえ方が大事な2つ目の理由は、音色が良くなることです。

浅めにくわえると、舌や体の力が抜きやすくなるので、音色にとって嬉しい効果が得られます。

音色の改善効果
  • 舌の力が抜ける
    • 音が柔らかくなる
  • 舌の位置が適正化される
    • 音がまとまる
  • 体全体の力が抜ける
    • 音がよく響く

また、浅くくわえた方が音がまとまりやすいですので、リコーダーを浅めにくわえるだけで、かなり音色は良くなりますよ。

体の力を抜きやすくなる

リコーダーのくわえ方が大事な3つ目の理由は、体の力を抜きやすくなることです。

リコーダーを浅めにくわえると、頑張って舌を動かさなくて良くなるからか、体全体の力が抜きやすくなります。

体の力が抜けるとよい理由
  • 指が動かしやすくなる
  • 息を深く吸いやすくなる
  • 音が自然に響くようになる

このような嬉しい効果があり、リコーダーの上達が早くなりますよ。

体の力が抜きやすくなるリコーダーのくわえ方を、探してみてくださいね。

まとめ

リコーダーのくわえ方についてご説明しました。

くわえ方のポイント
  • 浅めにくわえる
  • リコーダーを顔に近づける
  • 口の中(舌など)をリラックスさせる

たったこれだけでリコーダーが少し上手になれますので、ぜひ試してみてくださいね。