「リコーダー練習にメトロノームは必要かな…?」
結論から言うと、使う方が上手くなれます。
- メトロノームを使うべき理由
- メトロノームの利用方法
- メトロノームの選び方
メトロノームとは「一定のテンポを刻んでくれる機器」で、多くの人が音楽の練習に利用しています。
でも正直、メトロノームがなくても練習できますよね。
私も「メトロノーム無くてもよくね?」と“以前は”思っていました。
しかし、メトロノームは絶対使ったほうが良いです!
- 正確なテクニックが身につく
- 一定のテンポで演奏できる
- 具体的な目標を立てやすくなる
この記事では、私が実際に感じた「メトロノームを使った方が良い理由」をご紹介します。
まだ、メトロノームを使っていない方は、ぜひ使ってみてくださいね。
メトロノームを使うべき理由
リコーダー練習にメトロノームを使うべき理由は3つあります。
- 正確なテクニックが身につく
- 一定のテンポで演奏できる
- 具体的な目標を立てやすくなる
特に「具体的な目標を立てやすくなる」というのが、すごく効果が大きいです。
それぞれご説明しますね。
正確なテクニックが身につく
リコーダー練習にメトロノームを使ったほうが良い1つ目の理由は、正確なテクニックが身につくことです。
- 粒の揃った正確な連符
- 機械のように精密な高速タンギング
- 軽やかな跳躍など
このような正確なテクニックを持つ人の演奏には憧れますよね。
しかし、いざやってみるとかなり難しく、走ったり遅れたり転んだり、ボロッボロの演奏になってしまいます(私だけ?)。
そこで役立つのがメトロノーム!
メトロノームに合わせることで、正確に演奏できるようになってきます。
まずはゆっくりで良いので、正確に演奏できるように練習しましょう!
ゆっくりから少しずつ速くしていけば、いつかは目標の速さで正確に演奏できるようになる…はずです!
正しいテンポで演奏できるようになる
リコーダー練習にメトロノームを使ったほうが良い2つ目の理由は、正しいテンポで演奏できるようになることです。
正しいテンポで演奏するのって、意外と難しいですよね。。。
- (気持ちが)熱くなって走る
- 気持ちよくなってどんどん遅れる
- 息継ぎや運指がもたついて遅れる
- 曲のテンポが思ってたより速かった(遅かった)
私は全部やらかします(笑)
これらは演奏している本人は気持ちよくても、聞いている人や一緒に演奏している人には不快なんですよね。
テンポのズレは自分の感覚で演奏していると気づきにくいですが、メトロノームを使って練習することで気づけますよ。
具体的な目標を立てやすくなる
リコーダー練習にメトロノームを使ったほうが良い3つ目の理由は、具体的な目標を立てやすくなることです。
メトロノームがあると次のような具体的な目標を立てやすくなります。
- 10日までにテンポ120で吹けるようになる
- 今日はテンポ80で20回練習する
- テンポ60から100まで、1ずつ速くしながら練習する
このような具体的な目標を立てると、すごく集中して練習できるので、上達が早くなりますよ。
私は放っておくとダラダラ練習してしまうので(笑)、演奏会で難しい新曲を練習するときは、具体的な目標と練習計画を立てるようにしていました。
メトロノームの利用方法
メトロノームの利用方法は、メトロノームが刻む音に合わせて演奏します。
(これだけなんですが、慣れるまでは合わせるのが難しいかも…)
どの程度のテンポで練習するか
テンポの設定は、目的によっていくつかのパターンを使い分けるのがおすすめですよ。
- 曲のテンポに設定する
- 曲のテンポで演奏できるように
- あえてゆっくりに設定する
- 技巧的な練習や細部の確認に
- あえて速く設定する
- 本番で緊張してテンポが速くなっても吹けるように
上手くなるために特に大事だと思うのは、あえてゆっくり練習することです。
体の状態や音色・音程などを気にしながら練習できるので、一番大事なリコーダーの基礎が着実に身に付きますよ!
私は「16分音符の連符を半分以下のテンポで4分音符で」というくらい、めちゃくちゃゆっくり練習しました。
そのおかげで、速い連符も吹けるようになり「リコーダーってそんな速い曲吹けるの⁉︎」と、よく驚かれるようになりました。
メトロノームの選び方
メトロノームには以下の2つのタイプがありますが、私のおすすめはデジタル式です。
アナログ式 | デジタル式 |
---|---|
![]() | ![]() |
ゼンマイで動く | 電池で動く |
「カチッ」という音がしっかり聞こえる なんかカッコいい 電池がいらない | 水平ではない場所でも使える テンポを1刻みで変えられる 壊れてテンポがずれることがない |
水平なところでしか使えない 故障するとテンポが正確でなくなってくる | 「ピッ」という電子音が聞き取りずらい 電池がなければ動かない |
アナログ(振り子)式メトロノームについて
私は中学生のころ、吹奏楽部でアナログ式メトロノームを使っていました。
アナログ式メトロノームのメリット
- 見た目がカッコいい
- 「カチッ」という音が聞き取りやすい
見た目や「カチッ」といういう音がカッコいいのが魅力的です。
また、「カチッ」という音が大きいので、演奏中でもしっかり聞き取りやすいのもよいですね。
アナログ式メトロノームのデメリット
- 置く場所に困る(水平でないとダメ)
- 老朽化するとテンポが一定でなくなる
水平な場所に置かないと正確なテンポが出ないので、置く場所に困りがちです。
また、半年も使っているとテンポが一定でなくなってくる場合がありました(吹奏楽部だと頻繁に移動するので、移動中落としたりしてたのが悪いのかもしれません。。。)
アナログ式メトロノームをおすすめする人
アナログ式メトロノームは、次のような方におすすめです。
- 室内で練習できる
- 室内に水平な置き場所がある
- 落としたりせずに大事に使える
- カッコいいのが好き(笑)
室内で練習出来て、壊す心配もない方であれば、アナログ式メトロノームは非常におすすめです。
デジタル式メトロノームについて
私は高校生以降は、デジタル式メトロノームを利用していました。
吹奏楽部の練習でも趣味でも、室外で演奏することが多かったので…
デジタル式メトロノームのメリット
- 水平でない場所でも正しいテンポになる
- 壊れてテンポがズレることが少ない
- テンポを1刻みで変えることができる
私がアナログ式メトロノームのデメリットとして感じていた、置き場所やテンポのズレの問題を、デジタルメトロノームで解消できました。
また、テンポを1刻みで変えられるので、「ゆっくりから少しずつ速くしていく練習」をするときに重宝していましたね。
デジタル式メトロノームのデメリット
- 拍の「ピッ」という電子音が聞き取りにくい
- 電池が無ければ動かない
デジタル式メトロノームは、拍の「ピッ」という電子音が聞き取りにくいことがありました。
吹奏楽部だと、周りの人もメトロノームや楽器を使っていますからね(アナログ式はそういう環境でも使いやすかったです)。
また、デジタル式メトロノームを使うには、電池が必要です。
デジタル式メトロノームをおすすめする人
デジタル式メトロノームは、次のような方におすすめです。
- 室外で練習することがある
- アナログ式メトロノームを置ける水平な場所がない
- 練習に使う器具をできるだけ減らしたい
デジタル式メトロノームは場所を選ばず使えるので、室外で練習することがある方には非常におすすめです。
また、チューナー一体型のモデルもあるので、練習に使う機器を減らせるのも魅力ですね。
まとめ
メトロノームを利用すべき理由や使い方をご説明しました。
- 使うべき理由
- 正確なテクニックが身につく
- 一定のテンポで演奏できる
- 具体的な目標を立てやすくなる
- 使い方
- 曲のテンポに設定する
- あえてゆっくりに設定する
- あえて速く設定する
- 選び方
- アナログ式メトロノーム
- デジタル式メトロノーム
メトロノームを利用することでリコーダーの上達が早くなりますので、ぜひ練習に取り入れてみてくださいね。