小学校3年生の音楽の教科書に、ソプラノリコーダーの曲として掲載されている「アチャパチャノチャ」。

親しみやすいメロディーで演奏して楽しいだけでなく、リコーダーの持ち方やタンギングの練習に最適な良い曲ですね。

この記事では、ドレミや演奏動画、演奏のポイントをご紹介しますので、見ながら練習することで吹けるようになりますよ。

アチャパチャノチャの演奏方法

まずは参考演奏を見てイメージをつけましょう。

参考演奏)アチャパチャノチャ

参考演奏はゆっくり目ですが、まずはゆっくり練習して、慣れたら少しずつ速くしていくと良いですよ。

演奏のイメージがついたら、ドレミを見ながら演奏してみましょう。

ドレミ
  1. ソーソソソーシー ラーラララードー
  2. シーシシラーララ ソーソソソー
  3. シーシシシーシシ レーーードー
  4. ラーラララーララ ドーーーシー
  5. ソーソソソーシー ラーラララードー
  6. シーシシラーララ ソーソソソー

(1と2は繰り返し)

最初のソの音を吹きはじめる前に、ソの指を準備しておきましょう。

アチャパチャノチャで使う音は真ん中の「レ」から「ソ」までの5つです。

手元画像付きの指づかいを、下に載せていますので、分からない場合は指を確認してみてくださいね。

ソプラノリコーダーの運指:真ん中のレ
ソプラノリコーダーの運指:真ん中のド
ソプラノリコーダーの運指:シ
ソプラノリコーダーの運指:ラ
ソプラノリコーダーの運指:ソ

演奏のポイント

演奏のポイントは、次の4つです。

  • リコーダーを正しく持つ
  • トーンホールを正確にふさぐ
  • 音の変わり目でタンギングをする
  • 歌うように演奏する

いきなり全部のポイントを気にするのは難しいので、一つずつクリアしていくと良いですよ。

リコーダーを正しく持つ

まずはリコーダーを正しく持ちましょう。

リコーダーの持ち方(利き手は関係なし)
持ち方のポイント
  • 左手が上、右手が下
  • 右手親指とくちびるでリコーダーを支える
    リコーダーを右手親指と唇で支える

持ち方が間違っていると、トーンホールを塞ぐのが難しくなります。

特に左手と右手、どちらが上か下かは間違いやすいので注意しましょう。

指かけをつけると、リコーダーを持ちやすくなりますよ。

トーンホールを正確に塞ぐ

リコーダーにいっぱい開いている穴(トーンホール)を正確に塞がないと、変な音が出てしまいます。。

トーンホールに隙間ができている
正確にふさぐコツ
  • 指の腹でふさぐ
  • 指の力を抜く
  • ゆっくり練習して体で覚える

特にソの音は、指が細い小学生の子だとどうしても隙間ができやすいですが、ゆっくり何度も練習して体で覚えましょう。

音の変わり目でタンギングをする

音を出せるようになったら、タンギング(音を出す時に「tu」と発音すること)にも挑戦しましょう。

以下のタンギング例のように、音の始まりと変わり目で、ささやくように「tuー」と発音します。

タンギング例
  • ソーソソソーシー ラーラララードー
  • tuーtututuーtuー tuーtututuーtuーt
  • シーシシラーララ ソーソソソー
  • tuーtututuーtutu tuーtututuーt
  • シーシシシーシシ レーーードー
  • tuーtututuーtutu tuーーーtuーt
  • ラーラララーララ ドーーーシー
  • tuーtututuーtutu tuーーーtuーt
  • ソーソソソーシー ラーラララードー
  • tuーtututuーtuー tuーtututuーtuーt
  • シーシシラーララ ソーソソソー
  • tuーtututuーtutu tuーtututuーt

音の終わりの時も「t」と舌で音を処理すると、きれいに演奏できますよ。

歌うように演奏する

リコーダーというと、強く息を吹き込んでしまいがちですが、息が強すぎると音が汚くなりかねませ

「吹く」というより「歌う」イメージで演奏する方が、上手く演奏しやすいですよ。

歌うイメージを持つメリット
  • 音がきれいになる
  • 音楽的な演奏になる

難しい場合は、先に歌声を出してから、歌声を出しながらリコーダーをくわえてみましょう。

歌声とリコーダーの音が混ざった変な音が出ますが、息を吹き込まずにリコーダーの音を響かせる感覚が身につきますよ。

まとめ

ソプラノリコーダーでアチャパチャノチャを演奏する方法をご説明しました。

リコーダー初心者の方が、持ち方やタンギングを覚えるのに最適な曲ですので、ぜひ練習してみてくださいね。