吹奏楽部ではよく「息のスピードを上げろ」と言われませんか?
もう20年も前の話ですが(笑)、私が中高生の時はよく言われていました。
ただ、息のスピードを速くした結果上手くなれた人っていますか?
私は息を強く吹き込んで息のスピードを上げてみましたが、音が荒くなるだけだったので、「息のスピードを上げろは間違い」と思っていました(笑)。
でも息のスピードを上げる方法って、実はいくつかあるんです。
息のスピードを上げる方法
- 息を強く吹き込む
- 舌の位置を上げて息の通り道を狭める
- 声帯の隙間を狭める
私の場合、2と3の方法をとることで、息のスピードが上がって音色やタンギングも改善しました。
以降でそれぞれ説明しますので、試してみてくださいね。
息を強く吹き込む
息のスピードを速くする1つ目の方法は、息を強く吹き込むことです。
過去の私を含めて、多くの人がイメージするのは、この方法ではないでしょうか。
息を強く吹き込めば、当然息のスピードを上げることができますが、弊害もあります。
- 息が続かなくなってしまう
- 音色が荒っぽくなる
- 音程が悪くなる(楽器によって上ずったり、ぶら下がったり)
- 力みにより技巧(指や舌の巧緻性)が低下する
必要以上に息の量を増やすと様々な弊害があるため、息を強く吹き込む方法だけで息のスピードを上げるのには限界があります。
ここからご紹介する方法を使うことで、音色や技巧と息のスピードを両立できるようになってきますよ。
舌の位置を上げて息の通り道を狭める
息のスピードを速くする2つ目の方法は、舌の位置を上げて息の通り道を狭めることです。
息が口の中を通る段階で、舌と硬口蓋(口の中の天井)の部分で“息を絞る”方法です。
イメージとしては、ホースの出口を狭めて水の勢いを強くする感じですね。
「舌の位置を上げる」ってどういうこと?
「舌の位置を上げる」というのは、硬口蓋(口の中の天井)に沿うように舌全体の位置を高くすることです。
といっても、舌に力を入れる必要はありません。
ボーっとしているときの舌の状態を感じていただくと分かると思いますが、舌は脱力しているときは、自然に盛り上がって硬口蓋(口の中の天井)に触れています。
演奏中もこのような状態にできればよいのです。
演奏中の舌の位置を上げる練習方法
いざ楽器を演奏するとなると、舌に力が入って、位置が下がってしまいますよね(私がそうでした)。。。
私は次のような練習をして、演奏中も舌を下げないようにできました。
- 楽器を構える(音は出さない)
- 構えたままリラックスして舌を脱力する
- ため息を吐くようにして音を出す
ため息を吐くようにすることで、舌をリラックス(位置を高く保った状態)したまま楽器の音を出しやすくなりますよ。
最初は難しいですが、繰り返し練習していると、自然に舌の力を抜けるようになりました。
私はリコーダーでこの方法を練習しましたが、一度習得してしまうと他の楽器でも応用できるようになり、クラリネットでもできました。
私は吹奏楽部で練習した10年間、頬が膨らむ問題に悩んでいたのですが、舌の位置を上げることでクラリネットを吹いても全然頬が膨らまなくなりました。
声帯の隙間をせばめる
息のスピードを速くする3つ目の方法は、声帯の隙間を狭めることです。
肺から出た息が声帯を通過する段階で息を絞ることで、息のスピードを速められます。
とは言うものの、どうすればよいのか?
目に見えない部分なので難しいですが、声を出すときは声帯は閉じているので、声で楽器の音を出してみるのがおすすめですよ。
私の経験上、声で音を出す練習を1~2分くらいすると、声帯周りが最適化されるのか、すごく調子がよくなります。
「良い声を出すときの声帯にすればもっと良い音になるのでは?」との疑問もあり、オペラの発声法を勉強してみたりもしていますが、まだ実用レベルではないので検証を続けてみます。。。
まとめ
息のスピードを速くする3つの方法をご紹介しました。
- 息を強く吹き込む
- 舌の位置を上げて息の通り道を狭める
- 声帯の隙間を狭める
おすすめは2番目の方法で、これをできるようになったら3を練習するとより高みを目指せます。
よかったら試してみてくださいね。