「アルトリコーダー初心者でも簡単に吹ける曲が知りたい」

このような方のために、サミングなしで吹ける曲をご紹介します!

この記事の内容
  • サミング無しで吹ける曲5選
  • 演奏するときに大事な4つのこと

サミングは左手親指だけの問題ではなく、全体的な指づかいや息のコントロールが上達しないとできません。

でも、機械的に指だけ動かす練習をしても楽しくないですよね。。。

そこで、サミング無しでも演奏できる曲を集めました。

サミングなしで吹ける曲5選
  • メリーさんのひつじ
  • ちょうちょ
  • 聖者の行進
  • オーラリー
  • 大きな古時計

楽しみながらリコーダーの基礎を身につけられますので、ぜひ練習してみてくださいね。

サミング無しで吹ける曲5選

アルトリコーダーでサミングなしで吹ける曲は、次の5曲を選びました。

サミングなしで吹ける曲5選
  • メリーさんのひつじ
  • ちょうちょ
  • 聖者の行進
  • オーラリー
  • 大きな古時計

下に行くほど指が難しくなりますので、上から順にトライしてみて下さいね。

メリーさんのひつじ

誰もが聞いたことある曲かと思いますが、アルトリコーダーの左手の練習にピッタリの曲です。

メリーさんのひつじ楽譜
演奏のポイント
  • 吹き始める前に「ミ」の指を準備しておく
  • 指を正確に塞ぐ
  • 左手の力を抜いて右手親指でリコーダーを支える

ちょうちょう

ちょうちょうもアルトリコーダーの左手の練習にピッタリです。

クロスする指が頻繁に出てくるので、メリーさんのひつじよりも難しいかもしれません。

ちょうちょう楽譜
演奏のポイント
  • 吹き始める前に指を準備しておく
  • 【ソ⇒ミ】のような、中指と人差し指がクロスする運指が何回も出てくるので、正確に押さえられるように
  • 左手でリコーダーを握らない

聖者の行進

聖者の行進も、小学校で鍵盤ハーモニカで演奏した記憶がある曲です。

アルトリコーダーでも左手の練習曲にピッタリです。タンギングをして軽快に演奏したいですね。

聖者の行進楽譜
演奏のポイント
  • 吹き始める前に指を準備しておく
  • 音の区切りはタンギングをする
    (息で「ふっふっ」と区切らないよう注意)

オーラリー

小学校のときソプラノリコーダーで演奏しましたが、アルトリコーダーの練習曲としてもおすすめです。

低音から始まるのが難しいので、トーンホールを正確に押さえることを意識しましょう。

オーラリー楽譜
演奏のポイント
  • 低いソは難しいので、吹き始める前に指を準備しておく
  • 跳躍を滑らかに演奏できるよう指や息に気をつける
  • まずはスラーで演奏、慣れたらレガートタンギングもあり

大きな古時計

低いソから真ん中のソまでの広めの音域を使いますが、サミングなしで演奏できます。

指を正確に押さえつつ、情緒豊かに演奏できるとよいですね。

大きな古時計楽譜
演奏のポイント
  • 吹き始める前に指を準備しておく
  • 跳躍を滑らかに演奏できるよう指や息に気をつける
  • まずはスラーで滑らかに演奏できるように
  • スラーに慣れたらレガートタンギングも

演奏するときに大事な4つのこと

ご紹介した曲を演奏するときに大事なことは、次の4点です。

演奏するときに大事なこと
  • 最初の音を出す前に指を準備しておく
  • トーンホールを正確に塞ぐ
  • まずはスラーで慣れたらタンギングにも挑戦
  • 歌うように演奏する

最初の音を出す前に指を準備しておく

演奏するときに大事なこと1つ目は、最初の音を出す前に指を準備しておくことです。

曲の最初の音を吹く前は、じっくり指を準備できますよね。

指を準備しておくことで次のようなメリットがありますので、必ず吹く前に準備しておくようにしましょう。

指を準備しておくメリット
  • 最初の音を外さなくなる
  • 指のポジションが定まり、後続の指も押さえやすくなる

最初は意識してしないとできませんが、慣れれば当たり前にできるようになりますよ。

トーンホールを正確に塞ぐ

演奏するときに大事なこと2つ目は、トーンホールを正確に塞ぐことです。

トーンホールを正確に塞げていないと、正しい音は出ません。

トーンホールを押さえられていない例
  • 指づかいが間違っている
  • トーンホールと指に隙間ができている
    トーンホールに隙間ができている

リコーダーを正しく構えないと指が難しくなるので、正しく構えましょう。

リコーダーの持ち方(利き手は関係なし)

正しく構えても難しいときは、補助器具を使うと抑えやすくなりますよ。

リコーダーの補助器具
  • 指かけ
  • 補助シール
  • ストラップ

私はヤマハの指かけを愛用しています。

ヤマハ以外のリコーダーにも付けられて、壊れにくいのでおすすめですよ。

まずはスラーで慣れたらタンギングも挑戦

演奏するときに大事なこと3つ目は、まずはスラーで慣れたらタンギングすることです。

曲はまずはスラーで吹いてみるのがおすすめです。

スラーで練習するのがよい理由
  • 安定した息を出せるようになる
  • 音の変わり目の指づかいが上手くなる

スラーで演奏することで、タンギングに最重要な息のコントロールが身につきますよ。

まずはスラーで演奏して、ある程度上手にできるようになったらタンギングにも挑戦しましょう。

歌うように演奏する

演奏するときに大事なこと4つ目は、歌うように演奏することです。

リコーダーは、ただ息を吹き込むだけでは良い音はしません。

脱力や響かせ方などを身につけることで、少しずつ良い音になっていくのですが。。。

難しい話をしても嫌になると思います(笑)

ですので、歌うように演奏することを心がけてみてください。

歌うように演奏する意識を持つことで、息や響かせ方が上手くなり、きれいな音で演奏できるようになってきますよ。

まとめ

アルトリコーダーでサミングなしで演奏できる曲をご紹介しました。

サミングなしで吹ける曲5選
  • メリーさんのひつじ
  • ちょうちょ
  • 聖者の行進
  • オーラリー
  • 大きな古時計

ご紹介した曲を練習することで「サミングをするための基礎」が身につきますよ。

ある程度上手く吹けるようになったらサミングにも挑戦してみましょう!