「アウロスのリコーダーってどうなの?」

樹脂製リコーダー20本(アウロス8本)を持つ私が、アウロスリコーダー全般の評価をお答えします。

アウロスのリコーダーの評価は、「とても優秀」ですね。

音色・音程・吹奏感全てが高い性能を誇るバランス型のリコーダーで、私のメインリコーダーは全てアウロスです。

  • ソプラニーノ:アウロスシンフォニー
  • ソプラノ:アウロスシンフォニー(木目)
  • アルト:アウロスシンフォニー(木目)

※以前はソプラノだけヤマハだったのですが、アウロスシンフォニー(木目調)が優秀すぎて乗り換えました。

大学生の時、「リコーダーが上手すぎる奴がいる」と学内の一部で注目された際もアウロスを吹いていましたし、ずっとお世話になっているメーカーです。

以降でより詳しくご説明しますね。

アウロスリコーダーの良いところ

アウロスリコーダーの良いところは、次の点です。

  • 落ち着いた暗めの音色
  • 低音〜高音まで出しやすく豊かに響く
  • 正確な音程
  • シンフォニーシリーズが素晴らしい

アウロスの音色は、ヤマハより落ち着いて暗めの音です。

曲によってヤマハと使い分けることで、曲の雰囲気に合う音色を出しやすくなりますよ。

低音から高音まで出しやすく豊かに響きますが、特に低音はヤマハやゼンオンに比べて豊かに響く印象。

また、アウロスにはシンフォニーシリーズという非常に優秀なモデルがあります。

シンフォニーシリーズはクライネソプラニーノからバスリコーダーまで展開されていますので、リコーダーアンサンブルで各楽器で「統一感のある音色」を出しやすいですよ。

アウロスリコーダーの注意点

アウロスの注意点は、次の点です。

  • 手が小さい人には最低音が少し出しにくいかも
    • ソプラノ:右手トーンホールの間隔がやや広い
    • アルト:中部管がやや太い
  • ヤマハより奏法がシビアな気がする

ソプラノとアルトは手が小さい人には最低音(ソプラノの低いド、アルトの低いファ)が少し出しにくいかもしれません。

ソプラノは右手で押さえるトーンホールの間隔がヤマハやゼンオンよりやや広いため、大きめに手を開かないとトーンホールを塞げません。

アルトは中部管がやや太いので、なんか塞ぎにくいですね。

とは言っても、気持ち程度の差ですので、音色や音程・吹奏感の良さを重視する方が良いですよ。

音色の良い楽器で楽しんでいる内に、運指技術が向上して最低音も簡単に出せるようになりますので、良い音の出るリコーダーを選ぶようにしましょう。

アウロスリコーダーをおすすめする人

アウロスリコーダーをおすすめするのは、次のような人です。

  • 落ち着いた音色が好きな人
  • リコーダー初心者の人
  • リコーダーアンサンブル(多重録音含む)したい人

ヤマハリコーダーに比べて落ち着いた音がするので、落ち着いた深みのある音が好きな人にはおすすめですよ。

初心者の人は息が強すぎて音が荒れやすいですが、元々の音色が落ち着いているので「良い感じの音」に聞こえやすいですよ。

また、アウロスはクライネソプラニーノからバスリコーダーまでをシンフォニーシリーズで揃えることができますので、リコーダーアンサンブル(多重録音含む)で音色を統一したい人にもおすすめです。

おすすめのモデル

アウロスのおすすめモデルは、シンフォニーシリーズの木目調モデルです。

私は樹脂製リコーダーを20本以上持っていますが、一番評価しているのがこのシンフォニー木目調モデル。

アウロスの豊かな響きとバランスの良さは良さそのままに、

  • ヤマハのような高音の出しやすさ
  • ゼンオンのような落ち着いた深い音色

を実現しています。

ソプラノ:503BW
アルト:509BW

各メーカーの良いとこ取りをしたような、夢のようなモデルで、私の「理想の樹脂製リコーダー探しの旅」を終わらせてくれました。

リコーダーの性能には文句がないので、あとは自力で上手くなるしかありませんね…笑

少し値段は高めですが(3〜4千円ほど)、本当に良いリコーダーですので、リコーダー選びに迷われている方にはおすすめですよ。

まとめ

アウロス樹脂製リコーダーの評価を書きました。

非常にバランスの良いリコーダーで、初心者の方でも無理なく上達していけますよ。

特に、私の一番のお気に入りのシンフォニー木目調は超おすすめです!

シンフォニー木目調の特徴は、ソプラニーノにピッタリだと思うので、ソプラニーノ版も発売されたら嬉しいなあ…(アウロスご担当者様、何卒よろしくお願いいたします)