「ってどんなかんじ?普通の503Bとは何が違うの?使った人の感想を知りたい」

実際に購入した私が、詳細にご紹介します。

この記事の内容
  • シンフォニー 503BWの概要
  • 使ってみた感想
  • 良いところ、注意点
  • シンフォニー 503Bとの違い
  • おすすめする人

私は樹脂製ソプラノリコーダーを11本持っていますが、AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、最高の樹脂製リコーダーです。

音色・音程・吹きやすさ・吹奏感、全てにおいて優秀で、吹いていて超気持ちいいです。

参考動画

しっかり芯があるのに甘い音色がたまりません。

そして、木目調の見た目もめちゃくちゃカッコいい(笑)。

AULOS Symphony 503BW 全体

以降で詳細にご説明しますので、気になる方はぜひご覧ください。

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWの概要

AULOS Symphony 503BW 全体

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)の概要は、以下の通りです。

メーカーAULOS(アウロス)
種類ソプラノリコーダー
モデルシンフォニー503BW
運指方式バロック式
ウィンドウェイアーチ型ウィンドウェイ
素材樹脂製

AULOS樹脂製リコーダーの最上位モデルです。

3,000円程度の値段(2025年3月時点)ですが、木製リコーダーにも劣らない素晴らしい性能のリコーダーですよ。

各部の写真

ウィンドウェイ:アーチ型でほどよい抵抗感があり吹きやすい

AULOS Symphony 503BW ウィンドウェイ

ベル

AULOS Symphony 503BW ベル

サムホール:サムリングがついている

AULOS Symphony 503BW サムホール

サムリング内側:サムリングが突き出しているため水滴が詰まりにくい

AULOS Symphony 503BW サムリング

マーク:黒ボディに金の文字でカッコよい

AULOS Symphony 503BW マーク

設計はAULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503B(E)と同じですが、ダークな木目調の見た目がすごくカッコ良いですね。

また、木目調の加工がされたことで、音色や吹奏感なども大きく向上し、より魅力的なリコーダーになっています。

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWを使ってみた感想

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)を実際に使ってみた感想をまとめました。

利用した感想

総合評価

  • 音色
    • 落ち着いた豊かな音
    • 引き締まっていて芯があるのにまろやかな音
    • 低音〜高音までバランスよく鳴る
  • 音程
    • 正確な音程
    • 音によるバラツキが小さい
  • 吹奏感
    • 適度な抵抗感があり気持ちよい
    • 低音~高音まで気持ちよい吹き心地
  • デザイン
    • ダークな木目調がカッコよすぎ
    • サラサラとしたマットな質感

非常に性能の良い樹脂製リコーダーです。★10個くらい付けたい(笑)

これと言った欠点もなく、全ての性能が高いレベルで実現されています。

私は40万円以上するグラナディラ製クラリネットを持っていますが、それを思わせるような音色と吹き心地で、引き締まっていて芯があるのにまろやかな音色がしますね。

低音も高音も非常に出しやすいので、初心者の人でも挫折せずに上達しやすいリコーダーですよ。

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWの良いところと注意点

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)の良いところと注意点を、他のリコーダーと比較しながらご紹介します。

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWの良いところ

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)の良いところは、次の3点です。

良いところ
  • 落ち着いた暗めの音色
  • 低音〜高音までバランスが良い
  • 見た目がカッコよくて肌触りもよい

落ち着いた暗めの音色

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、ヤマハのソプラノリコーダーに比べて暗めの音が出せます。

落ち着いた曲や悲しい曲には、ヤマハのリコーダーよりもハマりますね。

「ヤマハよりは暗いかな」という程度で、そこまで暗くもなく良い感じ。

芯があるまろやかな質感の音がするので、吹いていてすごく気持ち良いですよ。

低音〜高音までバランスが良い

低音〜高音までバランスよく出しやすく、しっかり響いてくれます。

ソプラノリコーダーの高いラより上の音はけっこう出しにくいのですが、AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)はかなり簡単に出せます。

しかも、音が薄っぺらくない“奥行きのある”音がするのが魅力。

♭や♯がつく音も、特に出しにくい音はありません。

低音もやや強めに吹いても出しやすいので、初心者の人でも比較的簡単に吹けると思いますよ。

見た目がカッコよくて肌触りもよい

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、表面に木目調の加工がされています。

AULOS Symphony 503BW 全体

黒い木目が非常にカッコよいんですが、それだけではありません。

さらさらとしたマットな質感で肌触りもすごく良くて、触っているだけで楽しくなってきます(笑)

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWの注意点

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)の注意点は、次の2つです。

注意点
  • 値段は少し高め
  • 手が小さい人には持ちにくいかも

値段は少し高め

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、値段は少し高めです。

樹脂製ソプラノリコーダーの上位モデルは2,000円程度から買うことができますが、AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は3,000円くらいはするのでやや高いですね。

それでも性能の高さを思えば、十分に納得できる程度の差だと思いますよ。

手が小さい人には持ちにくいかも

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、ヤマハやゼンオンのリコーダーに比べると、トーンホールの間隔がやや広めです。

ほんのちょっとの差なんですが、手が小さい人には少し持ちにくいかもしれません。

ヤマハやゼンオンの方がトーンホールの間隔がせまいので、手が小さい人にはヤマハやゼンオンのリコーダーの方が持ちやすいと思います。

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWと503Bの違い

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)と普通の503Bの違いは、表面の加工のみと思われます。

大きさの違いはなし

503BWと503Bを並べてみましたが、大きさには違いがありませんでした。

AULOS Symphony 503BW と503B比較

手前が503B、奥が503BW

設計も同じ

503Bのパーツは503BWにピッタリはまりますので、設計も同じと思われます。

AULOS Symphony 503BW と503Bの合体

503Bの頭部管を503BWに装着。

リコーダーはモデルごとに設計が異なり、異なるモデルのパーツははまらないんですが、ピッタリはまりました。

性能は断然503BWが良い

503BWと503Bの違いは、表面の加工だけと思われるのですが、性能は503BWの方が断然良いです。

  • 音色が良い(芯のあるまろやかな音)
  • 高い音が出しやすい
  • 抵抗感が増えて表現の幅が大きい
  • 見た目がカッコ良い

特に高い音までまろやかな音がするのがすごく嬉しいです。

「表面の加工だけでそんなに変わるのか?」と思いましたが、金管楽器でも表面の仕上げが銀メッキかラッカーかで大きく音色や性能が変わるので、「リコーダーでも同じ」ということで納得しました。

少し高いですが、どうせ買うなら503BWの方がおすすめですよ。

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー 503BWをおすすめする人

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)をおすすめするのは、次のような方です。

おすすめする人
  • 最強のバランス型リコーダーが欲しい人
  • リコーダーアンサンブルをしたい人
  • ヤマハで音程が高くて悩んでいる人

最強のバランス型リコーダーが欲しい人

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、音色・吹奏感・音程・値段など全てがバランスのよい、個人的には最強のリコーダーです。

木製リコーダーよりも圧倒的に価格が安く、その他樹脂製リコーダーの中でも頭一つ抜けた性能を誇ります。

特に目立った欠点もないので、リコーダー選びで迷走している昔の私みたいな人には、すごくおすすめですよ。

リコーダーアンサンブルをしたい人

アウロスのシンフォニーシリーズは、クライネソプラニーノからバスリコーダーまでを網羅しています。

アウロスシンフォニーシリーズ

そのため、シンフォニーシリーズで揃えることで、統一感のある音色でリコーダーアンサンブルすることができますよ。

ヤマハもソプラニーノからバスまであるのですが、モデルが違っていたり、ソプラニーノの性能が微妙です。

そのため、リコーダーアンサンブルのために、モデルを揃えるならシンフォニーシリーズの方がおすすめですよ。

ヤマハで音程が高くて悩んでいる人

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)は、ヤマハのリコーダーに比べて全体的に音程が低めです。

そのため、ヤマハリコーダーで音程が高くて悩んでいる方は、ちょうどよい音程になるかもしれません。

まとめ

AULOS ソプラノリコーダー シンフォニー503BW(E)を利用した感想をご紹介しました。

利用した感想

総合評価

  • 音色
    • 落ち着いた豊かな音
    • 引き締まっていて芯があるのにまろやかな音
    • 低音〜高音までバランスよく鳴る
  • 音程
    • 正確な音程
    • 音によるバラツキが小さい
  • 吹奏感
    • 適度な抵抗感があり気持ちよい
    • 低音~高音まで気持ちよい吹き心地
  • デザイン
    • ダークな木目調がカッコよすぎ
    • サラサラとしたマットな質感

個人的には最高の樹脂製リコーダーだと思います。

吹きやすくカッコ良いので、ぜひ試してみてくださいね。