「AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)ってどんなかんじ?普通の509Bとは何が違うの?使った人の感想を知りたい」
実際に購入した私が、詳細にご紹介します。
- シンフォニー 509BWの概要
- 使ってみた感想
- 良いところ、注意点
- シンフォニー 509Bとの違い
- おすすめする人
私は樹脂製アルトリコーダーを6本持っていますが、AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、最高の樹脂製アルトリコーダーです。
- ヤマハのような高音の出しやすさ
- ゼンオンのような落ち着いた音色
- アウロスのバランスの良さ
これら全てを兼ね備えています。
クラリネットのような「しっかり芯があるのにまろやか」な音色は、他の樹脂製リコーダーでは味わえない魅力。
参考演奏)
個人的樹脂製アルトリコーダーランキングでは、文句なしで圧倒的1位ですね。
そして、木目調の見た目もめちゃくちゃカッコいい(笑)。

以降で詳細にご説明しますので、購入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWの概要

AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)の概要は、以下の通りです。
メーカー | AULOS(アウロス) |
種類 | アルトリコーダー |
モデル | シンフォニー509BW |
運指方式 | バロック式 |
ウィンドウェイ | アーチ型ウィンドウェイ |
素材 | 樹脂製 |
AULOS樹脂製アルトリコーダーの最上位モデルです。
4,000円程度の値段(2025年3月時点)で少し高めですが、木製リコーダーにも劣らない素晴らしい性能のリコーダーですよ。
各部の写真
ウィンドウェイ:アーチ型でほどよい抵抗感があり吹きやすい

ベル

サムホール:サムリングがついている

サムリング内側:サムリングが突き出しているため水滴が詰まりにくい

マーク:黒ボディに金の文字でカッコよい

設計はAULOS アルトリコーダー シンフォニー509B(E)と同じですが、ダークな木目調の見た目がすごくカッコ良いですね。
また、木目調の加工がされたことで、音色や吹奏感なども大きく向上し、より魅力的なリコーダーになっています。
参考演奏)
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWを使ってみた感想
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)を実際に使ってみた感想をまとめました。
総合評価
- 音色
- 落ち着いた豊かな音
- 引き締まっていて芯があるのにまろやかな音
- 低音〜高音までバランスよく鳴る
- 音程
- 正確な音程
- 音によるバラツキが小さい
- 吹奏感
- 適度な抵抗感があり気持ちよい
- 低音~高音まで気持ちよい吹き心地
- デザイン
- ダークな木目調がカッコよすぎ
- サラサラとしたマットな質感
非常に性能の良い樹脂製リコーダーです。★7個くらい付けたい(笑)
これと言った欠点もなく、全ての性能が高いレベルで実現されています。
私は40万円以上するグラナディラ製クラリネットを持っていますが、それを思わせるような音色と吹き心地で、引き締まっていて芯があるのにまろやかな音色が魅力。
低音も高音も非常に出しやすいので、初心者の人でも挫折せずに上達しやすいリコーダーですよ。
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWの良いところと注意点
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)の良いところと注意点を、他のリコーダーと比較しながらご紹介します。
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWの良いところ
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)の良いところは、次の3点です。
- 落ち着いた暗めの音色
- 低音〜高音までバランスが良い
- 見た目がカッコよくて肌触りもよい
落ち着いた暗めの音色
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、よい感じに暗めの落ち着いた音が出せます。
ゼンオンブレッサンのような良い感じの暗さで、落ち着いた曲や悲しい曲にもハマります。
芯があるまろやかな質感の音がするので、吹いていてすごく気持ち良いですよ。
低音〜高音までバランスが良い
低音〜高音までバランスよく出しやすく、しっかり響いてくれます。
アルトリコーダーの高いレより上の音はけっこう出しにくいのですが、AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)はかなり簡単に出せます。
しかも、音が薄っぺらくならず、奥行きのあるまろやかな音がするのが魅力。
♭や♯がつく音も、特に出しにくい音はありません。
低音もやや強めに吹いても出しやすいので、初心者の人でも比較的簡単に吹けると思いますよ。
見た目がカッコよくて肌触りもよい
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、表面に木目調の加工がされています。

黒い木目が非常にカッコよいんですが、それだけではありません。
さらさらとしたマットな質感で肌触りもすごく良くて、触っているだけで楽しくなってきますよ(笑)
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWの注意点
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)の注意点は、次の2つです。
- 値段は少し高め
- 手が小さい人には持ちにくいかも
値段は少し高め
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、値段は少し高めです。
樹脂製アルトリコーダーの上位モデルは3,000円程度から買うことができますが、AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は4,000円くらいはするのでやや高いですね。
それでも性能の高さを思えば、十分に納得できる程度の差だと思いますよ。
ウィンドウェイに水滴が詰まることがある
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、ウィンドウェイに水滴が詰まることがあります。
まあ、他のアルトリコーダーでも詰まるので、固有の欠点ではありませんが、、、
やや詰まりやすい気がしています。
水滴が詰まると、曇った感じの音色になり、音程が少しうわずりますが、音が出ないほどではありません。
普通の509Bはウィンドウェイの水滴は詰まりにくい印象だったので、吹き慣らすうちに改善することに期待です。
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWと509Bの違い
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)と普通の509Bの違いは、表面の加工のみと思われます。
大きさの違いはなし
509BWと509Bを並べてみましたが、大きさには違いがありませんでした。

設計も同じ
509Bのパーツは509BWにピッタリはまりますので、設計も同じと思われます。

リコーダーはモデルごとに設計が異なり、異なるモデルのパーツははまらないんですが、ピッタリはまりました。
性能は断然509BWが良い
509BWと509Bの違いは表面の加工だけと思われるのですが、性能は509BWの方が断然良いです。
- 音色が良い(芯のあるまろやかな音)
- 高い音が出しやすい
- 抵抗感が増えて表現の幅が大きい
- 見た目がカッコ良い
特に高い音までまろやかな音がするのがすごく嬉しいです。
「表面の加工だけでそんなに変わるのか?」と思いましたが、金管楽器でも表面の仕上げが銀メッキかラッカーかで大きく音色や性能が変わるので、「リコーダーでも同じ」ということで納得しました。
ということで、少し高いですが、どうせ買うなら509BWの方がおすすめですよ。
AULOS アルトリコーダー シンフォニー 509BWをおすすめする人
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)をおすすめするのは、次のような方です。
- 最強のバランス型リコーダーが欲しい人
- リコーダーアンサンブルをしたい人
- ヤマハで音程が高くて悩んでいる人
各メーカーの良いとこ取りをした最強リコーダーが欲しい人
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、音色・吹奏感・音程・値段など全てがバランスのよい、個人的には最強のリコーダーです。
- ヤマハの高音の出しやすさ
- ゼンオンの音色の良さ
- アウロスのバランスの良さ
これら全てを兼ね備えています。
私は「ヤマハは高い音が出しやすいけど、明るすぎて深みが欲しい」「ゼンオンは深みはあるけど安定しない」「アウロスはバランスが良いけど面白くない」と、、、
アルトリコーダー選びに迷走していましたが、509BWは「これだ!」と思えました。
特に目立った欠点もないので、リコーダー選びで迷走している昔の私みたいな人には、すごくおすすめですよ。
リコーダーアンサンブルをしたい人
アウロスのシンフォニーシリーズは、クライネソプラニーノからバスリコーダーまでを網羅しています。
- クライネ:シンフォニー 501S(E)
- ソプラニーノ:シンフォニー 507B(E)
- ソプラノ:シンフォニー 503B(E)
- アルト:シンフォニー 509B(E)
- テナー:シンフォニー 511B(E)
- バス:シンフォニー 533B(E)
そのため、シンフォニーシリーズで揃えることで、統一感のある音色でリコーダーアンサンブルすることができますよ。
ヤマハもソプラニーノからバスまであるのですが、モデルが違っていたり、ソプラニーノの性能が微妙です。
そのため、リコーダーアンサンブルのために、モデルを揃えるならシンフォニーシリーズの方がおすすめですよ。
ヤマハで音程が高くて悩んでいる人
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)は、ヤマハのリコーダーに比べて全体的に音程が低めです。
そのため、ヤマハリコーダーで音程が高くて悩んでいる方は、ちょうどよい音程になるかもしれません。
音程はチューナーで確認しましょう。
まとめ
AULOS アルトリコーダー シンフォニー509BW(E)を利用した感想をご紹介しました。
総合評価
- 音色
- 落ち着いた豊かな音
- 引き締まっていて芯があるのにまろやかな音
- 低音〜高音までバランスよく鳴る
- 音程
- 正確な音程
- 音によるバラツキが小さい
- 吹奏感
- 適度な抵抗感があり気持ちよい
- 低音~高音まで気持ちよい吹き心地
- デザイン
- ダークな木目調がカッコよすぎ
- サラサラとしたマットな質感
個人的には最高の樹脂製リコーダーだと思います。
吹きやすくカッコ良いので、ぜひ試してみてくださいね。