「リコーダーに興味はあるけど、リコーダーの魅力って何…?」
このような疑問にお答えします。
リコーダーは小学生のときに手にする楽器ですが、“あまり魅力的でない楽器”と思われてることが多いですよね。
私も「趣味はリコーダーです!」と言うと、「えっ、あの小学校のリコーダー?www」と軽く笑われたこともあります(笑)。
でも実は、リコーダーってものすごく魅力的な楽器なんですよ。
すごく美しい音が出ますし、速くてカッコいい曲も吹けたり、仲間や子どもとアンサンブルできたりと…
一生かけても味わい尽くせないほど楽しい楽器なんです!
実際、「リコーダーが趣味ってwww」と笑った人も、私の演奏を聴くと「リコーダーすげーwww」と手のひらを返していました(笑)。
この記事では、小学生の時から27年リコーダーを吹き続けている“リコーダー大好き人間”の私が、リコーダーの魅力をご紹介します!
リコーダーの魅力
私の考えるリコーダーの魅力は、次の点です。
- 初心者でもすぐに曲を吹けるようになる
- 家族や仲間とのコミュニケーションのネタになる
- 下手くそでも褒められやすい(笑)
- 人を楽しませることができる
- やりがいがあるので飽きない
- 年をとってからも楽しむことができる
- お財布にもやさしい
初心者でもすぐに曲を吹けるようになる
リコーダーの魅力1つ目は、初心者でもすぐに曲を吹けるようになることです。
ピアノやバイオリン・トランペットなどの楽器は、初心者が曲を演奏できるようになるまでのハードルが非常に高いです。
私はチューバやクラリネット経験者ですが、曲を演奏するまでに習得すべき技術が多すぎるんですよね。。。
一方リコーダーは「とりあえず曲を吹ける」ようになるまでのハードルが、超低いです!
- 息を入れれば簡単に音が出る
- トランペット:唇を振動させないと音が出ない
- クラリネット:マウスピースを加えて軽く噛まないと音が出ない
- 正確な運指をすれば音が変わる
- トランペット:唇のコントロールがないと音が変わらない
- タンギングやスラーも比較的簡単
- クラリネット:マウスピースをくわえて軽く噛んだ状態を維持したままタンギングするのが激ムズ
- トランペット:スラーには唇のコントロールも必要
リコーダーは息を入れて指を押さえれば普通に音が出ますし、タンギングやスラーなどの表現も金管楽器や他の木管楽器と比べると超簡単です。
ちょっと練習すれば、すぐに簡単な曲を吹けるようになりますよ(実際、小学校3年生でもすぐに曲を吹いていますしね)。
家族や仲間とのコミュニケーションのネタになる
リコーダーの魅力2つ目は、家族や仲間とのコミュニケーションのネタになることです。
大人になると仕事の会話以外のコミュニケーションって減ってしまいますよね。
リコーダーを始めるとコミュニケーションのネタになるので、そんな寂しい現状を変えられるかもしれません。
- 職場で趣味について話す
- 音楽仲間との会話
- 子どもにリコーダーを教える(教わる)
- 演奏を聴いた人との会話
このような様々なコミュニケーションがうまれる可能性があります。
私はあえて下手なフリをして、子どもにリコーダーを教えてもらうのを楽しみにしています(笑)。
野外での練習中や演奏会後に、聞いた人から話しかけられるのも楽しいですよ。
「リコーダーでそんな音出るんですか?」と驚かれることが多いので、気分よくなれます(笑)。
下手くそでも褒められやすい(笑)
リコーダーの魅力3つ目は、下手くそでも褒められやすいことです(笑)。
自分が好きなことで褒められるのって嬉しいですよね。
リコーダーは他の楽器に比べて、褒められやすいです。
- 上手い演奏と比較されにくい
- 学校の先生、クラスの上手い人としか比較されない
- 他の楽器はプロの演奏をみんな知っている
- リコーダーはショボいというイメージがある
- 小学生の楽器
- すぐ音が裏返る
- リコーダーを吹いたことある人が多い
- 上手く吹くすごさが伝わりやすい
ちょっと上手いだけでも(というか下手でも)褒められます(笑)。
少しきれいな音が出せたり、難しそうな曲を吹けたりするだけで、ものすごく褒められるんですよね。
実際に、私は大して上手くもないのですが、色んな人から褒められてきました。
- 市の交響楽団の木管楽器担当者
- 音楽ガチ勢(プロや音大出身)の集う演奏会
- クラリネットの先生(プロ)
- 声楽のプロ
音楽素人だけではなく、プロや熟練者からも「きれいな音」とか「速い曲吹いてすごい!」と褒められてきました。
ピアノとか他の管楽器では、私よりきれいな音でもっと難しい曲を演奏しても褒められないのに、リコーダーだと私レベルでも褒められる。。。
少し得した気分になれますね(笑)。
ある程度うまくなったら、人前で演奏を披露してみるのも楽しいですよ。
人を楽しませることができる
リコーダーの魅力4つ目は、人を楽しませることができることです。
演奏会をして楽しんでもらうこともできますし、普段の生活の中でサプライズ的な演奏をして楽しんでもらうこともできますよ。
私はソプラニーノリコーダー(ソプラノよりもっと小さい)をポケットに忍ばせてこっそり持ち込み、よく演奏していました。
- 誕生日会で「ハッピーバースデー」
- 結婚式のスピーチで「未来予想図」
- 飲み会の一発芸で演奏
結婚式のスピーチの途中で演奏した「未来予想図」はすごく評判が良くて、ずっと携帯に保存している人も多いのだとか。
妻にバレないように一切練習してなかったので、超下手だったんですけどね(笑)。
サプライズ演奏で人を楽しませることができるのは、リコーダーならではの魅力ですね。
やりがいがあるので飽きない
リコーダーの魅力5つ目は、やりがいがあるので飽きないことです。
いくらお手軽にできても面白くなければすぐに飽きますよね。
リコーダーはお手軽に演奏できる一方で、上手に演奏しようと思うと、ものすごく奥が深く難しいので飽きません。
- 美しい音を出す
- 美しい発音をする
- 正確な運指をする
- 正確な音程を出す
- 正確なリズムをきざむ
- 曲を表現する
私なんかは「全然上手くなれない…」と悩みながら練習していたら、いつの間にか、人から褒められる演奏をできるようになっていました(笑)。
でも、自分が目標にする演奏にはまだまだ及ばないので、これからも精進していくつもりです。
「体の力の抜き方」や「きれいな音の出し方」は、高校生のときから飽きずに追求してきました(笑)。
年をとってからも楽しむことができる
リコーダーの魅力6つ目は、年をとってからも楽しむことができることです。
- 体力が必要ない
- 少しの息で音を鳴らすことができる
- 楽器も非常に軽い
- 反射神経が求められない
- じっくり練習していればOK
体力や反射神経が求められる趣味は、年を取ると続けることが難しくなりますよね。
私はスプラトゥーンというTPSゲームが好きなのですが、20代のときのようなスピード感のあるプレイができなくなってしまいました。。。
サッカーやバスケなどのスポーツも、おそらく年を取るとしんどくなるのではないでしょうか。
一方で、リコーダーは演奏するのにそれほど体力が必要ありません。
なんなら、寝たままでも吹けるので、座れなくなっても吹けるかもしれません。
年を取ってからも続けやすいので、生涯の趣味にピッタリですね。
また、リコーダーを演奏すること自体が、適度な運動になり体にも良いですよ。
お財布にやさしい
リコーダーの魅力7つ目は、お財布にやさしいことです。
ある程度演奏を楽しめる性能の楽器を買おうと思うと、だいたい以下の予算が必要です。
- 電子ピアノ:5万円
- トランペット:10万円
- クラリネット:15万円
- リコーダー:3千円
リコーダーだけ圧倒的に安いですね!
この値段の違いは、楽器の材質から来ています。
トランペットは金属性、クラリネットは木製(グラナディラ)の楽器なのに対して、リコーダーは樹脂製の値段にしているから安いのです。
「それは不公平だ!」と思われるかもしれませんが、“ある程度演奏を楽しめる性能”で言うと、樹脂製リコーダーで十分なんですよね。
実は、ヤマハやアウロスの樹脂製リコーダーって安いのにものすごく性能が良くて、私はホールでの演奏にも使っているほどです。
私以外にも、Youtubeに演奏を投稿されている方の中には、樹脂製のリコーダーで素晴らしい演奏をされている方もおられます。
ちなみに、私は樹脂製のクラリネットも持っていますが、音色や吹奏感が悪くて演奏を楽しめるレベルではありません。
素晴らしい樹脂製リコーダーを製造して下さっている、ヤマハやアウロスに感謝ですね。
何かとお金がかかる世の中なので、安くて楽しい趣味があるのはありがたいですよね。
リコーダーをおすすめする人
ここまでご紹介してきた魅力をふまえて、リコーダーをおすすめするのは次のような方です。
- 音楽が好きな方
- 趣味を安く楽しみたい方
- 生涯楽しめる趣味がしたい方
- リコーダーが好きな方
私は全て当てはまっているのですが(笑)、そういう方にはリコーダーは最高の趣味になりますよ。
押入れの中に眠っているリコーダーを探し出して、今すぐ始めましょう!
小学生のときのリコーダーが無くなってしまった方には、以下のリコーダーがおすすめです。
すごく楽しく演奏できる、私が一番気に入っているリコーダーです!
リコーダーの購入を検討されている方は、ぜひ試してみて下さいね。
まとめ
リコーダー歴27年の私が考えるリコーダーの魅力をご紹介しました。
- 初心者でもすぐに曲を吹けるようになる
- 家族や仲間とのコミュニケーションのネタになる
- 下手くそでも褒められやすい(笑)
- 人を楽しませることができる
- やりがいがあるので飽きない
- 年をとってからも楽しむことができる
- お財布にもやさしい
2024年現在、私は子育てのためリコーダーをほぼ触れていませんが、子どもが遊んでくれなくなってきたら(笑)、趣味としてリコーダーを再開したいと考えています。
一生かけても足りないほどの魅力がありますので、ぜひリコーダーを初めてみてくださいね。