リコーダーのお手入れで「グリスって何に使うの?」「どうやって塗ればいいの?」と迷ったことはありませんか?

リコーダーグリスは、樹脂製リコーダーのジョイント部分を滑らかにするアイテムですが、使い方が分からないと困ってしまいますよね。

この記事では、リコーダーグリスの役割から正しい使い方、注意点を画像つきで詳しく解説します。

グリスを上手に使って、リコーダーを快適に使いこなしましょう!

リコーダーグリスとは?

リコーダーグリスとは、リコーダーのジョイント部の動きをスムーズにするためのグリスです。

アウロスやヤマハのリコーダーに付属していますね。

リコーダーグリス(AULOS)

ジョイント部の動きがスムーズになることで、

  • リコーダーを分解しやすくなる
  • 音程を調整しやすくなる
  • 右手小指を押さえやすくなり低いドが出しやすくなる

などのメリットがありますので、定期的にグリスを塗るようにしましょう。

リコーダーグリスの使い方

リコーダーグリスの使い方は、次の通りです。

リコーダーグリスの使い方
  • リコーダーを分解する
  • 指先にグリスを付ける
  • ジョイント部にグリスを塗る
  • リコーダーを組み立てる

以降で画像付きでご説明しますね。

リコーダーを分解する

まずはリコーダーを各パーツに分解しましょう。

リコーダー各部

リコーダーを分解できないときは?

リコーダーのジョイント部が固まっていて抜けないときは、次のことを試してみてください。

  • リコーダーのジョイント部を手で温める
    手で温める部分
  • ジョイント部を回しながら、まっすぐ引き抜く

実は私も何度も抜けなくなったことがあるのですが(笑)、毎回この方法で抜けましたので、試してみてくださいね。

指先にグリスを付ける

リコーダーを分解できたら、リコーダーグリスのふたを開け、指先にグリスをつけましょう。

グリスを指先につける

指先につける量は、ちょっとだけでOKです。

もし指で直接グリスを触るのに抵抗がある場合は、綿棒などにつけてもよいですよ。

ジョイント部にグリスを塗る

指先につけたグリスを、リコーダーのジョイント部(下画像の赤丸部分)に塗ります。

グリスを塗る場所

べったり塗る必要はありませんので、うすーく塗れば十分ですよ。

リコーダーを組み立てる

ジョイント部にグリスを塗れたら、リコーダーを組み立てましょう。

AULOS Symphony 509BW 全体

このとき、ジョイント部をしっかり奥まで差し込み、くるくる回しておくと、グリスがしっかりなじみますよ。

もし余分なグリスがはみ出していたら、ティッシュなどで拭き取っておきましょう。

これでグリス塗りのメンテナンスは完了です!

リコーダーグリスの注意点

リコーダーグリスの注意点は、次の3点です。

リコーダーグリスの注意点
  • 塗りすぎない
  • 頻度は控えめに
  • ジョイント部以外には塗らない

塗りすぎない

リコーダーグリスを塗る量は、ちょっとでOKです。

塗りすぎると、、、

  • ジョイント部がゆるくなりすぎる
  • ジョイント部から余ったグリスがはみ出しベタベタする
  • グリスがもったいない

「指先に少量つける程度」にしましょう。

頻度は控えめに

リコーダーグリスは毎回塗る必要はありません。

「ジョイント部の動きが悪くなってきたな…」と思ったら塗る程度で十分ですよ。

目安としては数カ月に1回も塗れば十分です。

ジョイント部以外には塗らない

リコーダーグリスはジョイント部以外には塗らないようにしてください。

リコーダー管内や表面に塗ってしまうと、ベタベタになって気持ち悪いだけでなく、汚れなどもつきやすくなりますので。

もしついてしまった場合は、ティッシュなどで拭き取りましょう。

まとめ

リコーダーのグリスについてご説明しました。

リコーダーのジョイント部の動きが悪くなってきたら、塗るようにしましょう。