楽器を演奏することは、音楽を楽しむだけでなく、さまざまな健康効果ももたらしてくれます。

特にリコーダーは、手軽に始めて続けられる上、体や心を健康にしてくれる魅力的な楽器なんですよ。

この記事では、趣味を楽しみつつ元気に長生きしたい方に、リコーダー演奏による健康効果をご紹介します。

リコーダー演奏による健康効果
  1. 呼吸器の機能向上
  2. 指先の運動による脳活性化
  3. ストレス解消とリラクゼーション効果
  4. 姿勢改善と筋力の維持
  5. コミュニケーションの向上と社会的な健康

リコーダーの音色と共に、健康で充実した人生を送りましょう!

リコーダー演奏による健康効果5選

リコーダー演奏による健康効果は、次の5つです。

リコーダー演奏による健康効果
  1. 呼吸器の機能向上
  2. 指先の運動による脳活性化
  3. ストレス解消とリラクゼーション効果
  4. 姿勢改善と筋力の維持
  5. コミュニケーションの向上と社会的な健康

趣味でリコーダーを演奏することで、体の機能を保つための運動になり、心もリフレッシュできますよ。

呼吸器の機能向上

リコーダー演奏による健康効果1つ目は、呼吸器の機能向上です。

リコーダーを演奏するためには、いつもよりしっかり呼吸しますよね。

深く息を吸って、ゆっくり吐いて…

このように肺をしっかりと使うことで、呼吸器系の機能を高めることができます。

深い呼吸を上手にできるようになる

リコーダー演奏に必要な深い呼吸は、慣れない人には案外難しいものですよね。

深い呼吸に必要な身体操作
  • お腹や背中の脱力
  • 横隔膜などの呼吸筋の活用

このようなコントロールは、日常生活をしているだけではなかなか身に付きません。

それどころか、現代生活では呼吸が浅くなりがちなので、どんどん呼吸の技術は衰えて、酸素不足による体の不調が出てきます。。。

リコーダーを演奏して意識的に呼吸をすることで、深い呼吸を上手にできるようになりますよ。

深い呼吸による酸素供給

リコーダーを演奏するために深く呼吸をすると、体に十分な酸素を取り込むことができます。

これにより、脳や筋肉にしっかり酸素が行き渡り、頭や体の調子が良くなりますよ。

私はリコーダー演奏に活かすために、普段から深呼吸する習慣をつけたのですが、長年悩まされていた体の不調が改善しました。

深い呼吸で改善した体の不調
  • 中学生のときから長年悩まされていた首や肩の凝り
    • 首や肩が張ってつらいことがほぼ無くなりました
  • 25歳から毎年なっていたギックリ腰
    • 3年間ギックリ腰になっていません

もう治らないと諦めていたのに、深い呼吸の力恐るべし…

深い呼吸は、いつでもどこでもできますので、リコーダーを演奏しないときでも深く呼吸してみてくださいね。

指先の運動による脳活性化

リコーダー演奏による健康効果2つ目は、指先の運動による脳活性化です。

リコーダー演奏では指を動かしますが、指先の運動は脳にも良い影響を与えることが知られています。

細かい指の動きで思考力・記憶力向上

リコーダーを演奏する際には、トーンホールやサムホールを操作しますよね。

このような指先の細かい運動は、脳の前頭葉を刺激し、思考や記憶・判断力に関与する脳の部分を活性化できると言われています。

手は「第二の脳」と言われることもありますしね。

リコーダーなら、子どもから老後の人まで、手軽に楽しみながら指の運動ができるのが良いですね。

参考URL

認知機能の維持

指先をよく使う活動は、認知機能の維持にも効果的だとされています。

特にリコーダーは、目・耳・脳をフル稼働しながら演奏するので、認知機能のトレーニングとしても良いですよ。

リコーダーが認知機能の維持によい理由
  • 楽譜を読む
  • 指でトーンホールを操作する
  • リズムを感じる
  • 自分の音を聞いて微修正しながら演奏する

リコーダーを楽しみながら認知機能を改善できるので、大人から子どもまで誰にでもおすすめできます。

ストレス解消とリラクゼーション効果

リコーダー演奏による健康効果3つ目は、ストレス解消とリラクゼーション効果です。

集中することでのストレス軽減

リコーダーの演奏に集中することで、心がリフレッシュできます。

リコーダー演奏でストレス軽減できる理由
  • 演奏に集中することで日常の悩みやストレスから一時的に離れることができる
  • 深く呼吸するのでスッキリできる

リコーダーを吹いているからかは分かりませんが、私は職場のストレスチェック診断でも、毎年「問題なし」判定です(楽観的な性格なだけかも…笑)。

リコーダーの音色によるリラクゼーション効果

リコーダーの素朴な音色を聞くことで、リラックスできる効果もあります。

実際、「リコーダーの演奏で癒される」という方に何人か会いましたし、YouTubeで再生数が伸びているリコーダー動画もあります。

このような素晴らしいリコーダー演奏を聴くと、確かにリラックスできそうですね。

まあ、私は自分で演奏しても人の演奏を聞いても、

  • 音色はどうか?
  • 音程はどうか?
  • どんな奏法をしているか?

など分析的に聞いてしまいますので、リラックスというよりは活性化してしまうのですが(笑)。

姿勢改善と筋力の維持

リコーダー演奏による健康効果4つ目は、姿勢改善と筋力の維持です。

正しい姿勢で体幹を鍛える

リコーダーで良い音を出すには、姿勢を良くしますよね。

背筋を自然に伸ばして腕や肩の力を抜く…

このような姿勢をできると、リコーダーの音もよく響くし、指や舌も動きやすくなります。

リコーダーを演奏することで、スマホやパソコンばかり見ていて悪くなった姿勢(猫背・ストレートネックなど)を改善することが期待できます。

私はリコーダーを上手くなるために、日頃から姿勢に気を使い、毎朝体操もするようになりました。

すると、猫背や反り腰が改善し、体の不調も改善することができました。

コミュニケーションの向上と社会的な健康

リコーダー演奏による健康効果5つ目は、コミュニケーションの向上と社会的な健康です。

リコーダーを通じて、さまざまな人と関わる機会が増えることで、社会的な健康も促進されます。

リコーダーが話のネタになる

リコーダーを始めると、身の回りでリコーダーをネタにして話をすることができます。

リコーダーから生まれるコミュニケーション
  • 家族とリコーダーの話をしたり
  • 職場でリコーダーの話をしたり
  • リコーダー演奏していたら話しかけられたり

リコーダーをネタにしたコミュニケーションが増えていきます。

リコーダーを吹けるというのは珍しがられるので、私は自分から「リコーダーで演奏会とかしてるんですよ」とカミングアウトすることも多いです。

珍しがられて話が弾むだけでなく、演奏会の依頼に繋がることも…

リコーダーをされている方は、積極的に話してコミュニケーションに活かしましょう。

アンサンブルや音楽仲間との交流

リコーダーはアンサンブルもできるので、仲間と一緒に演奏を楽しむことができます。

同じリコーダー大好きな仲間と話せば、濃密な楽しいコミュニケーションをすることができ、心の健康に寄与するでしょう。

私は、とあるリコーダーアンサンブル団体の見学に行ったとき、「もう2度とこの団体には行かない」と思いましたが(笑)。

私が「1か月後のソロ演奏でチャールダーシュを吹くため練習しています」と自己紹介すると、「そんなの無理無理」という感じの反応をされたからです。

ちゃんと宣言通り、チャールダーシュを演奏し、定番曲にまでしましたよ。

という訳で、私はリコーダーアンサンブルはしていないのですが、向上心の高いピアノ奏者とのアンサンブルやコミュニケーションはすごく楽しんでいますよ。

「人の足を引っ張る」ネガティブな人がいる可能性もあるので、アンサンブル団体に見学に行く際は注意しましょう。

リコーダー演奏を健康的に続けるためのコツ

リコーダーの健康効果を実感するには、無理なく楽しみながら続けることが大切です。

以下のポイントを参考に、長くリコーダーを楽しんでくださいね。

練習を頑張りすぎない

練習を頑張りすぎると、健康になるどころか体を壊しかねません。

適度な時間と強度で練習することで、上達と健康効果の両方を楽しむことができます。

私も仕事・家事・育児で時間がなく、週末に10分くらいしか演奏できていませんが、それでもリコーダーによって体や精神が健康になっている実感があります。

週に数回の短時間練習でも十分効果が期待できますので、無理せず自分のペースで練習しましょう。

呼吸と姿勢を意識する

呼吸と姿勢を意識することで、リコーダーの上達が早くなるだけでなく、健康効果も大きくなります。

深い呼吸と背筋を伸ばした姿勢を心がけることで、演奏中だけでなく日常生活でも健康的な姿勢が維持しやすくなりますよ。

リコーダーを演奏するときだけではなく、日ごろから深い呼吸・良い姿勢を意識するようにしましょう。

まとめ

リコーダー演奏による健康効果をご紹介しました。

リコーダー演奏による健康効果
  1. 呼吸器の機能向上
  2. 指先の運動による脳活性化
  3. ストレス解消とリラクゼーション効果
  4. 姿勢改善と筋力の維持
  5. コミュニケーションの向上と社会的な健康

楽器を通して心身の健康をサポートしつつ、音楽の楽しさも味わうことができるのがリコーダーの魅力です。

ぜひリコーダー演奏を日常に取り入れて、心も体も健やかに過ごしていきましょう。