「リコーダーが上手くなれる道具ってないかな…」
このような悩みにお答えします。
- 上手くなるには道具が大事な理由
- リコーダーが上達する7つ道具
リコーダーを練習するなら、できるだけ効率的に上手になりたいですよね。
効率的に上手になるために必要なのは、知識と道具です!
この記事では、リコーダーが最短で上手くなるために効果がある7つの道具をご紹介します。
- 良いリコーダー
- 鏡
- チューナー
- メトロノーム
- 録音機器
- レベルに応じた楽譜
- 譜面台
どれも大きい効果があり値段も高くありませんので、まだ持っていないものがある方はご検討くださいね。
上手くなるには道具が大事な理由
まずは、上手くなるには道具が大事な理由をご説明します。
- 悪い癖がつかないようにできる
- 感覚を補うことができる
- 反省の効率を上げることができる
要は、まわり道せずに効率的に上手くなることができる、ということですね。
なぜ最初にこの話をするのかというと、私自身が「上手くなるには練習あるのみ!道具で上手くなろうなんて邪道だ。」と思っていたからです(笑)。
以降で、それぞれの理由をご説明しますね。
悪い癖がつかないようにできる
上手くなるには道具が大事な1つ目の理由は、悪い癖がつかないようにできることです。
リコーダーが上手くなるには、正しいフォームを身につけることが大事です。
しかし、適切な道具がないと、正しいフォームを覚えられず、悪い癖がつきかねません。
- 良いリコーダー
- 鏡
- 譜面台
これらのような道具を利用して、悪い癖がつかないようにしましょう。
感覚を補うことができる
上手くなるには道具が大事な2つ目の理由は、感覚を補うことができることです。
音楽には音程・リズムなどが大事ですが、正確に合わせるのって難しいですよね。
自分では「これが正しい」と思っていても、ずれている場合もありますし…
ですので、音程やリズムの指標には、道具を使いましょう。
- メトロノーム(リズム)
- チューナー(音程)
しっかりとメトロノームやチューナーを使って練習することで、徐々に感覚も身についてきますよ。
反省の効率を上げることができる
上手くなるには道具が大事な3つ目の理由は、反省の効率を上げることができることです。
リコーダーが上手くなるには、「何が、どうできていないのか」を認識して、改善していくことが必要です。
でも、反省して改善しようにも、自分の耳や記憶力だけに頼るのは難しいですよね。
そこで、これらに役に立つのが、次の道具です。
- 録音機器
- ノート
- レベルに応じた楽譜
録音して客観的に聞いて、ノートや楽譜にメモをすることで、反省の効率がすごく上がりますよ。
リコーダーが上達する7つ道具
リコーダーが上達する7つ道具をご紹介します。
- 良いリコーダー
- 鏡
- チューナー
- メトロノーム
- 録音機器
- レベルに応じた楽譜
- 譜面台
よいリコーダー
リコーダーが上達する7つ道具の1つ目は、よいリコーダーです。
よい楽器を使うと様々なメリットがあるため、まずはよい楽器を使うことが一番大事ですね。
- きれいな音が出しやすい
- 低音から高音まで吹きやすい
- 吹奏感がよくて気分よく演奏できる
- 人から褒められやすくなる
楽しく練習できるようになるので、結果的に上達も早くなりますよ。
よいリコーダーとは?
「よいリコーダー」というと、◯◯万円もする高級リコーダーをイメージされるかもしれませんが、そんな高いものは必要ありません。
ヤマハやアウロスの樹脂製リコーダーで十分です(樹脂製リコーダーは本当に性能がよいんです!)。
実際私は大ホールで演奏するときでも樹脂製リコーダーを使っているんですが、「木のリコーダーってこんなに良い音するんですね!」と大好評でしたよ(笑)。
おすすめの“よいリコーダー”は?
おすすめのリコーダーは、以下です。
メーカー | リコーダー名 |
---|---|
YAMAHA | YRS-312BIII |
AULOS | シンフォニー 503B(E) |
私はソプラノのみヤマハを使っていて、ソプラノ以外はアウロスのシンフォニーシリーズを利用しています。
安いのにすごく気持ちよく吹けて、リコーダーが上達しやすくなるので、リコーダーを上手くなりたい方はぜひ使ってみてくださいね。
鏡
リコーダーが上達する7つ道具の2つ目は、鏡です。
リコーダーを吹いている時、体の状態を確認したいことってありますよね。
- トーンホールは正確に押さえられているか?
- 姿勢は悪くなっていないか?
- 体が力んでいないか?
私はこれらの状態を確認するために、鏡の前で練習することがあります。
鏡で見ながら練習することで、正しいフォームが身につき、上達しやすくなりますよ。
どのような鏡を使えばよいの?
鏡は据え置き型の鏡が良いですね。
手で鏡を持ってリコーダーも持ってとなると、普段の姿勢を確認することができませんので。。。
私は次のような物を利用しています。
- 洗面所の鏡
- 冷蔵庫の扉(うちの冷蔵庫は全身映るんです)
鏡を見ると、「あごが上がってるな…」とか「猫背になってるな…」とか気づけるので、調子を整えることができますよ。
ぜひ練習に活用してみてくださいね。
チューナー
リコーダーが上達する7つ道具の3つ目は、チューナーです。
チューナーとは、楽器の音程を測るものです。
リコーダーは「ド」の音を吹けば正しい「ド」の音が出るとは限りません。
「ド」の音を出したつもりでも、高くなったり低くなったりしてしまうのです。
この音程の違いは訓練しないと聞き分けるのが難しいですが、チューナーを使えば一目で分かります。
できるだけ正しい音程で吹く習慣をつけるためにも、チューナーを練習に活用しましょう。
正しい音程が大事な理由
正しい音程で吹くのが大事な理由は、次の通りです。
- ピアノなどと音を合わせるため
- アンサンブルできれいなハーモニーを作るため
リコーダーは、他の楽器と合わせて演奏することが多いです。
その時に、正しい音程で吹けないと、音が合わなくて気持ち悪くなってしまうんですよね。
リコーダーの音程の調整方法
リコーダーの音程の調整方法をご紹介します。
- 頭部管と中部管の抜き差しで調整する
- 吹き方の加減(息の強さや舌の形)で調整する
まずは、頭部管と中部管の抜き差しで、ある程度音程を調整しましょう。
それで調整できない細かい所は、吹き方の加減(息の強さや舌の形)で調整する感じですね。
ただ、完璧な音程というのは難しいので、「だいたい合ってれば良し」としても良いかと思います(私はあまり合いませんw)。
おすすめのチューナー
おすすめのチューナーは、メトロノームと一体型のものです。
チューナーとメトロノーム両方の機能を持っているので、練習の持ち物を減らすことができますよ。
メトロノーム
リコーダーが上達する7つ道具の4つ目は、メトロノームです。
メトロノームは、テンポを正確に刻む機器です。
リコーダーを正確なリズムで演奏するのは意外と難しくて、遅れたり・走ったり・転んだりとしてしまいますよね(私だけ…?)。
そんな時に役にたつのがメトロノーム。
メトロノームが正確なテンポを刻んでくれるので、リズムを矯正できますよ。
メトロノームの活用方法
私のメトロノーム活用方法は、大きく2つあります。
- 練習中のテンポの指針にする
- 目標達成の指針にする
私は「正確なテンポ」としてだけではなく、以下のように練習の目標としてメトロノームを利用しています。
- テンポを1ずつ上げながら30回吹く
- テンポ120の八分音符で吹けるようになる
おすすめのメトロノーム
私がおすすめするメトロノームは、電子タイプのものです。
- 正確なテンポを出せる
- テンポを1ずつ変えることができる
- 置く場所を選ばない
アナログタイプのものに比べて、壊れにくく・どこでも使えるのがメリットです。
ただ、アナログタイプの方が「カチッ、カチッ」という感じの、“聞き取りやすい音”がしますので、音の聞き取りやすさを優先したい方はアナログタイプの方がおすすめです。
私が吹奏楽部のときは、周りの音で電子メトロノームの音が聞き取りにくかったので、クリップタイプの電子メトロノームを耳につけて練習していました(笑)。
録音機器
リコーダーが上達する7つ道具の5つ目は、録音機器です。
録音機器(スマホ・ICレコーダー・ビデオカメラ・その他)を利用することで、様々なメリットがありますよ。
- 自分の演奏を客観的に聴くことができる
- 離れた人に演奏を聴いてもらうことができる
- 演奏を聴き比べることができる
自分の演奏を客観的に聞いたり、他の人の演奏と聞き比べたりすることで、反省の効率が爆上がりします。
スマホのカメラアプリで簡単に録音できますので、ぜひ練習に活用してみてくださいね。
レベルに応じた楽譜
リコーダーが上達する7つ道具の6つ目は、レベルに応じた楽譜です。
ピアノなどと同じで、リコーダーもいきなり上手になることはできません。
自分の実力にあった楽譜を演奏して、少しずつ上達していくのが、上手くなる近道です。
目先のテクニックに走って基本をおろそかにすると、悪い癖がついて矯正が大変になるので、簡単な曲を丁寧に練習することを心がけましょう。
私は次のような曲をよく吹いていました。
- 学校の音楽の授業で演奏した曲
(パフ、グリーングリーン、夏の思い出など) - ジブリの音楽
(トトロ、ラピュタ、魔女の宅急便など)
簡単な曲で、リコーダーの奏法を覚えたら、難しい曲にも挑戦してみましょう。
- バロック音楽
(テレマン、バッハなど) - ゲーム音楽
(FF、ドラクエ、ポケモンなど)
私も子どもが大きくなってリコーダーの練習を再開できたら、ポケモンの音楽を真面目に練習してみたいと思ってます!
楽譜の入手方法
楽譜は次の方法で入手していました。
- 耳コピする
- 無料の楽譜を探す
- 楽器店や楽譜屋で買う
- オンラインで買う(知っている曲なら)
私はかなり節約家なので(笑)、まずは耳コピで頑張っています。
耳コピというと難しそうなイメージがあるかもしれませんが、絶対音感がない私でもそれなりにできるようになりましたので、挑戦してみて下さいね。
耳コピが難しいときや、共演者に楽譜を共有したいときは、楽譜を購入しています。
まずは無料で探して(笑)、良いのが無かったら有料の楽譜を購入します。
オンラインで買うのは楽ですが、楽器店や楽譜屋では“買おうと思っていなかった面白い楽譜”が見つかることもあり、楽しいですよ。
譜面台
リコーダーが上達する7つ道具の7つ目は、譜面台です。
譜面台とは、楽譜を置く器具です。
譜面台に楽譜やチューナーを置くことで、良い姿勢でリコーダーを演奏できるようになりますよ。
- 指や舌が動きやすくなって上手くなれる
- 体の力が抜けて音が響きやすくなる
- 体への負担が減減って楽に演奏できる
良い姿勢で演奏できると様々なメリットがありますので、譜面台を利用されてない方は、検討してみてくださいね。
おすすめの譜面台
おすすめな譜面台は、以下のような「譜面を乗せる部分」をカチッと固定するタイプです。
「譜面を乗せる部分」をネジで止めるタイプは、摩耗して壊れやすいので(吹奏楽部での経験です)、カチッと固定するタイプが良いですよ。
私が探した限りでは、カチッとはめるタイプでは、以下の譜面台が一番お得でしたよ。
まとめ
リコーダーが上手くなれる7つ道具をご紹介しました。
- 良いリコーダー
- 鏡
- チューナー
- メトロノーム
- 録音機器
- レベルに応じた楽譜
- 譜面台
どれもリコーダーの正しい奏法を身につけて上手くなるために有効ですので、ぜひ取り入れてみて下さいね。