「高いラの音が出ない…。どうやったら出せるようになるのかな…。」
このような悩みにお答えします。
- 高いラの出し方
- 高いラが出ない原因
- 高いラの練習方法
高いラの音って難しいですよね。。。
私はリコーダー歴27年で、リコーダーの運指表よりも高いファの音とかも出せるのですが、それでも高いラは難しい音だと感じています。
この記事では、高いラの音の出し方を写真と動画付きで解説します!
写真を見てマネしてみてくださいね。
もし出せなかった場合は、出せない原因や練習方法もご紹介していますので、ご覧いただければ高いラの音を出せるようになりますよ。
高いラの出し方
高いラの音は、ラの音でサミングをすると出すことができます。
表から見るとラと同じですが、親指はサミングをします。
![高いラの出し方](https://recorder.the--road.com/wp-content/uploads/2024/09/saming_a-1024x538.avif)
この運指で「ふー」と吹くと、高いラの音が出せますよ。
えっ。出せない…?
高いラはけっこう出しにくくて、指が合ってても出ないことがあるんです(高いシやシ♭の方がよっぽど出しやすい…)。
ということで、高いラが出ない原因と練習方法を以降でご説明します。
高いラが出ない原因
高いラが出ない原因は4つあります。
- 正確な運指ができていない
- 息が弱すぎる(強すぎる)
- 音のツボに当たっていない
- 高い音が出にくいリコーダーを使っている
正確な運指ができていない
高いラが出ない原因1つ目は、正確な運指ができていないことです。
自分では正確な運指をしているつもりでも、できていないことが意外とよくあります。
- トーンホールを正確に塞げていなかったり…
- サミングの隙間が適切でなかったり…
![トーンホールに隙間ができている](https://recorder.the--road.com/wp-content/uploads/2024/11/tonehole-gap-1024x538.avif)
私の場合は、サミングの隙間を作れていなくて高いラを外してしまうことがありますね。。
高いラが出ない場合は、正確な運指をできているか確認してみましょう。
息が弱すぎる(強すぎる)
高いラが出ない原因2つ目は、息が弱すぎる(強すぎる)ことです。
高いラの音は息が弱すぎたり強すぎたりすると、音が出ません。
高いラの練習方法(後ほどご紹介します)で「ちょうどよい息の感覚」をつかめば、安定して出せるようになってきますので、試してみて下さいね。
音のツボに当たっていない
高いラが出ない原因3つ目は、音のツボに当たっていないことです。
感覚的な話になりますが、リコーダーの音には“楽に鳴らすことができる”ツボみたいなもながあります。
このツボが、広い音もあれば狭い音もあって、高いラはけっこう狭いんですよね。
高い音を出すコツを意識することで音のツボに当たりやすくなりますので、試してみてくださいね。
- サミングの精度を高める
- 息のスピードを速くする
- 息を斜め上に向けるつもりで吹く
- 音を上からとる
- 高い音が出しやすいリコーダーを使う
高い音ラよりもっと上の音にも効果がありますので、試してみてくださいね。
高い音が出にくいリコーダーを使っている
高いラが出ない原因4つ目は、高い音が出にくいリコーダーを使っていることです。
私はソプラノリコーダーを6本持っていますが、それぞれで高い音の出しやすさが大きく違います。
- YAMAHA YRS-314BIII
- 出しやすい
- AULOS ロンド
- 出しやすい
- MOECK ロッテンブルク
- まあ出しやすい
- AULOS シンフォニー
- 少し出しにくい
- AULOS ベルカント
- 出しにくい
- DAISOの100円リコーダー
- 出しにくい
楽器の性能の違い・個体差・自分の慣れの問題など、さまざまな要因がありますが、、、高い音が出しにくい楽器では私もきれいに高いラを出しにくいです。
高いラの音でノイズが入ってしまう場合は、楽器の買い替えを検討するのもありですね。
私のおすすめは、以下のリコーダーです。
高いラの練習方法
高いラの練習方法をご紹介します。
- 音階で練習
- 最初から高いラを出す練習
- インターバル練習
- 高いラを使う曲を吹いてみる
これらの練習を繰り返し行うと、高いラを自在に吹けるようになってきますので、練習してみてくださいね。
音階で練習
高いラの練習方法1つめは、音階で練習することです。
♩ドーレーミーファーソーラーーーと、真ん中のドから高いラまで音階で吹いてみましょう。
参考動画:音階で練習
真ん中のドから吹き始めて1つずつ上がっていくことで、高いラが出しやすくなりますよ。
最初から高いラを出す練習
高いラの練習方法2つめは、最初から高いラを出す練習です。
音階を吹かずに、いきなり高いラを出しましょう。
参考動画:最初から高いラを出す練習
音階の高いラを出すよりもはるかに難しいのではないでしょうか。
高いラを吹く前に、指や口などを高いラを出す状態にしておくのがコツです。
難しい場合は、音階練習と組み合わせるのがおすすめです。
- 高いラを音階で吹く(ドレミファソラーー)
- ブレスを取る
- 高いラを吹く
ブレスを取る時も、高いラの感覚を忘れないようにしましょう。
インターバル練習
高いラの練習方法3つめは、インターバル練習です。
高いラから離れた音をスラーで滑らかに演奏する練習です。
♩ラーソーラーファーラーミーラーレーラードーと、いうように高いラの音からどんどん離れた音を吹いていきましょう。
参考動画:インターバル練習
これはなかなか難しいですよ(私もちょっとミスってますね…)。
難しいですが、曲を吹いていると同じようなパターンが出てくることも多いので、練習しておきましょう。
高いラを使う曲を吹いてみる
高いラの練習方法4つめは、高いラを使う曲を吹いてみることです。
参考動画:高いラを使う曲を吹いてみる
曲の中で高いラの音を吹くことで、自然に楽しくきれいな音を出せるようになってきますので、やってみてくださいね。
まとめ
高いラの音の出し方をご紹介しました。
- 高いラの出し方
- ラの音でサミングして吹く
- 高いラが出ない原因
- 正確な運指ができていない
- 息が弱すぎる(強すぎる)
- 音のツボに当たっていない
- 高い音が出にくいリコーダーを使っている
- 高いラの練習方法
- 音階で練習
- 最初から高いラを出す練習
- インターバル練習
- 高いラを使う曲を吹いてみる
高いラを出せない原因を解決して練習すれば、出せるようになりますので、頑張ってみて下さいね。