「ソプラノリコーダーのラ♯(シ♭)ってどうやって出すの?」

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • ラ♯(シ♭)の出し方
  • ラ♯(シ♭)の練習方法

リコーダーの運指は、♯や♭が付くと急に難しくなりますよね。

運指表を見てもイメージが付きにくい場合もあるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ソプラノリコーダーの♭)の出し方を画像付きで解説します。

出せる音が増えるとリコーダーがもっと楽しくなるので、頑張りましょう!

テナーリコーダーも同じ方法でラ♯(シ♭)を出せますよ

ラ♯(シ♭)の出し方

ラ♯(シ♭)の出し方を画像付きでご説明します。

ラ♯(シ♭)の出し方

ラ♯(シ♭)の出し方は、以下の画像の通りです。

  • 左手:親指、人差し指、薬指
  • 右手:人差し指

左手中指を押さえない珍しい指づかいですが、押さえる指は少ないので比較的出しやすいですね。

私は小学校3年生の音楽会の曲で演奏した「魔女の宅急便」の曲で、この運指を習いました。

高いラ♯(シ♭)の出し方

高いラ♯(シ♭)の出し方は、以下の画像の通りです。

  • 左手:親指(サミング)、人差し指、中指
  • 右手:人差し指、中指、薬指

押さえる指が多い上に高めの音なので、少し難しいかもしれません。

以降で練習方法をご紹介しますので、試してみてくださいね。

ちなみにサミングは、左手親指をずらして、サムホールに隙間を作ることです。

サミング後の状態

サミングの親指動画

動画を見て真似してみてくださいね。

ラ♯(シ♭)の練習方法

ラ♯(シ♭)の練習方法をご紹介します。

ラ♯(シ♭)の練習方法

ラ♯(シ♭)は次のように練習すると出しやすいですよ。

STEP1
シの音を吹く
ソプラノリコーダーの運指:シ
STEP2
シの音を吹きながらラ♯(シ♭)の指を押さえる
ソプラノリコーダーの運指:ラ#(シ♭)

シのあとにラ#(シ♭)を吹くことで、残りの指を押さえやすくなりますよ。

高いラ♯(シ♭)の練習方法

高いラ♯(シ♭)の練習方法は、以下の通りです。

STEP1
サミングのラを吹く
ソプラノリコーダーの運指:サミングのラ
STEP2
サミングのラを吹きながら高いラ♯(シ♭)の指を押さえる
ソプラノリコーダーの運指:高いラ#(シ♭)

指が難しい場合は、右手を人差し指・中指・薬指の順に一つずつ押さえてみて、感覚をつかみましょう。

Q&A

正しい指づかいをしているのに音が外れるのはなぜ?

正しい指づかいでも音が外れる原因は、大きく2つあります。

  • トーンホールを正確にふさげていない
  • 息が強すぎる

リコーダーはトーンホールを正確にふさげていないと、正しく音がでません。

トーンホールに隙間ができている

正しくふさいでいるつもりでも、トーンホールに隙間ができている場合もあるので、注意しましょう。

高いラ♯(シ♭)が出しにくい…。高い音を出すコツは?

高い音を出すコツとしては、次のようなものがあります。

  • サミングの精度を高める
  • 息のスピードを速める
  • 音を上から取る

真ん中のドから「ドーラーミーファーソーラーシードー」と何回も練習すると、コツがつかめてきますよ。

まとめ

ラ♯(シ♭)の出し方と練習方法を解説しました。

少し難しい運指になりますが、演奏できる曲の幅が広がりますので、ぜひ練習してみてくださいね。

ソプラノリコーダーのラ♯(シ♭)以外の運指は、以下の記事で画像付きで解説していますよ。

また、ジャーマン式では派生音(♭や♯)の運指がかなり難しいので、バロック式リコーダーを利用するのもおすすめですよ(私もバロック式を利用しています)