「ソプラノリコーダーのソ♯(ラ♭)ってどうやって出すの?」
このような疑問にお答えします。
- ソ♯(ラ♭)の出し方
- ソ♯(ラ♭)の練習方法
リコーダーの運指は、♯や♭が付くと急に難しくなりますよね。
運指表を見てもイメージが付きにくい場合もあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ソプラノリコーダーのソ♯(ラ♭)の出し方を画像付きで解説します。
ソ♯(ラ♭)の出し方
ソ♯(ラ♭)の出し方を画像付きでご説明します。
ソ♯(ラ♭)の出し方
ソ♯(ラ♭)の出し方は、以下の画像の通りです。

- 左手:親指、人差し指、中指
- 右手:人差し指、中指、薬指(右半分だけふさぐ)
右手薬指は右半分だけふさぐので難しいですね。
右半分だけふさぐ方が音程がよいのですが、全てふさいだ場合でも音程が20~30程度低くなるだけです。
ですので、私は音程が目立たない速い連符などでは、薬指を全てふさぐことが多いですね。
高いソ♯(ラ♭)の出し方
高いソ♯(ラ♭)の出し方は、運指方式(ジャーマン式orバロック式)によって異なります。
まずは運指方式を確認してから、自分のリコーダーに合った運指を見てくださいね。
- ファの運指が簡単→ジャーマン式
- ファの運指が難しい→バロック式
ジャーマン式の高いソ♯(ラ♭)(小学校のソプラノリコーダー)

- 左手:親指(サミング)、人差し指、中指、薬指
- 右手:中指、薬指、小指
右手小指まで使う、なかなか押さえづらい運指ですね。。。
ジャーマン式はファの運指が簡単ですが、ファ#とソ#の運指が難しくなるんです。
趣味で演奏する場合には、バロック式リコーダーの方がおすすめですよ。
バロック式の高いソ♯(ラ♭)

- 左手:親指(サミング)、人差し指、中指
- 右手:人差し指
ジャーマン式に比べると、運指は簡単ですね。
ちなみにサミングは、左手親指をずらして、サムホールに隙間を作ることです。

サミングの親指動画
動画を見て真似してみてくださいね。
ソ♯(ラ♭)の練習方法
ソ♯(ラ♭)の練習方法をご紹介します。
ソ♯(ラ♭)の練習方法
ソ♯(ラ♭)は次のように練習すると出しやすいですよ。


ラのあとにソ#(ラ♭)を吹くことで、右手を押さえやすくなりますよ。
実演動画)ソ#(ラ♭)の練習方法
右手は押さえる指が多くて難しい場合は、人差し指→中指→薬指と順番に押さえると、上手くいきやすいですよ。
サミングのソ♯(ラ♭)の練習方法
サミングのソ♯(ラ♭)の練習方法は、以下の通りです。
ジャーマン式:サミングのソ♯(ラ♭)練習方法


実演動画)サミングのソ#(ラ♭)練習方法(ジャーマン式)
右手が難しい場合は、中指・薬指・小指の順に一つずつ押さえてみて、感覚をつかみましょう。
バロック式:サミングのソ♯(ラ♭)練習方法


実演動画)サミングのソ#練習方法(バロック式)
高いラが出しにくい場合は、真ん中のドから「ドレミファソラー」と上がっていくと出しやすいですよ。
Q&A
- 正しい指づかいをしているのに音が外れるのはなぜ?
正しい指づかいでも音が外れる原因は、大きく2つあります。
- トーンホールを正確にふさげていない
- 息が強すぎる
リコーダーはトーンホールを正確にふさげていないと、正しく音がでません。
正しくふさいでいるつもりでも、トーンホールに隙間ができている場合もあるので、注意しましょう。
- 右手薬指は半分ではなく全部押さえてはダメ?
右手薬指を半分ふさぐのと全部ふさぐのでは、音程が違います。
実演動画)右手薬指の押さえ方による音程の違い
右手薬指を全部ふさぐ方が音程が低くなりますので、右手薬指は半分だけふさぐ方が望ましいです。
が、、、前後の音によっては右手薬指を半分だけふさぐのって難しいですよね。
私は半分だけふさぐのが難しいときには、全部ふさいじゃっています(笑)。
まとめ
ソ♯(ラ♭)の出し方と練習方法を解説しました。
少し難しい運指になりますが、演奏できる曲の幅が広がりますので、ぜひ練習してみてくださいね。
ソプラノリコーダーのソ♯(ラ♭)以外の運指は、以下の記事で画像付きで解説していますよ。
また、ジャーマン式では派生音(♭や♯)の運指がかなり難しいので、バロック式リコーダーを利用するのもおすすめですよ(私もバロック式を利用しています)