「リコーダーの音が震えてしまう。どうやったら震えなくなるのかな…」
このような悩みにお答えします。
- 音が震えてしまう原因
- 音が震えにくくする方法
リコーダーを演奏するときに、音がプルプル震えることってありますよね。
真っすぐ伸びやかな音を出したいのに、震えを止めようと思えば思うほど、かぼそく震えた音に…
私も以前はそうなっていましたし、今も緊張するとけっこう震えます…笑
そんな私ですが、次の対策方法でかなり改善できました!
- できるだけ体の力を抜く
- 息を深く吸う
- お腹から息を出す
この記事では、音の震えの原因と対策方法を詳しくご説明します。
原因を理解して対策することで、少しずつ改善できますので、ぜひ試してみてくださいね。
音が震えてしまう原因
リコーダーの音の震えを解決するには、まず原因を理解することが大事です。
リコーダーの音が震えてしまう原因は、5つあります。
- 力みすぎている
- 緊張している
- 息が足りなくなる
- 息を深く吸えていない
- 部屋が寒すぎる
力みすぎている
音が震えてしまう原因の1つ目は、力みすぎていることです。
「音が震えないようにしよう」と思うと、どうしても力が入ってしまいますよね。
でも、筋肉は力を入れるとプルプルと震えてしまいます。
リコーダーを演奏するときには、腕や肩・指・お腹・背中・首・喉などに不必要な力が入りがちです。
息が足りなくなる
音が震えてしまう原因の2つ目は、息が足りなくなることです。
息継ぎをせずにリコーダーを演奏していると、肺の中の空気が少なくなってきますよね。
肺の中の空気が少なくなると、筋肉の力で“絞り出すように”息を出さなくてはならなくなるので、力みが生じて息も震えてしまいます。
- 息を深く吸う
- 計画的な息継ぎをする
- 少ない息で豊かな音を出せるようになる
などの工夫をして、息が足りなくならないようにしましょう。
息を深く吸えていない
音が震えてしまう原因の3つ目は、息を深く吸えていないことです。
息を深く吸ったときと吸えなかった時では、息の吐き方が異なります。
- 息を深く吸えていない
- 筋肉の力で息を出す
- 力むので息が震えてしまう
- 息を深く吸えている
- 肺や筋肉が元に戻る力で勝手に息が出ていく
- 体の力を抜けるので息が震えない
息を吸えていないときは、肺の中の空気を筋肉の力で絞り出さねばなりません。
一方で、息を深く吸えているときは、体の力を抜くだけで勝手に息が出ていきますよね(試しに深呼吸してみてください)。
緊張している
音が震えてしまう原因の4つ目は、緊張していることです。
緊張しているときは息や声が震えますよね。
リコーダーを演奏するときも同じで、緊張していると音が震えてしまいがちです。
私は初めてのリコーダーソロ演奏のステージでは、緊張しすぎて音がプルップルでした…笑
緊張を克服するのは難しいですが、私は次の方法で対策してきました。
- 何度も練習して頭でなく体で覚える
- 上手に演奏しようと思わない。開き直る
- イメトレをする
- 場数を踏んで慣れる
- 「自分はできる」と思い込む
緊張を消すことは難しいですが、緊張を和らげることはできますので、試してみてくださいね。
部屋が寒すぎる
音が震えてしまう原因の5つ目は、部屋が寒すぎることです。
寒いときには、体が震えてしまいますよね。そうすると、リコーダーの音も震えてしまいます。
でも、体が震えるほど寒くなくても、部屋が寒いと筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉が緊張すると、リコーダーの音も震えやすくなってしまいますので、夏の冷房の効きすぎや冬の寒さには注意しましょう。
音が震えにくくする方法
音が震えにくくする方法は、3つあります。
- できるだけ体の力を抜く
- 息を深く吸う
- お腹から息を出す
暖かい部屋でこれらを意識して練習することで、徐々に音が震えなくなってきますよ。
できるだけ体の力を抜く
リコーダーの音が震えにくくする1つ目の方法は、できるだけ体の力を抜くことです。
体は力が入れば入るほど、酸素を多く消費し、震えやすくなってしまいます。
特に初心者の方は、「リコーダー演奏」という普段とは違う体の使い方をするために、体がガッチガチになって力んでしまいがち…
体の力を抜くのは、かなり難しくて(私もいまだに悩んでいます…)、すぐにはできません。
でも完璧に力を抜けなくても大丈夫です。
ある程度力を抜ければ音は震えにくくなりますので、次のポイントを意識しながら練習してみましょう。
- 立っているときの力みを減らす
- リコーダーを正しく構える
- リコーダーを構えた時の力みを減らす
- リコーダーに息を吹き込むときの力みを減らす
- リコーダーを演奏するときの力みを減らす
息を深く吸う
リコーダーの音が震えにくくする2つ目の方法は、息を深く吸うことです。
息を深く吸うことによって、筋肉の力みに頼らずに息を吐けるようになるため、音が震えにくくなります。
- 力を抜くだけで勝手に息が出ていく
- 筋肉の酸欠による震えを解消できる
膨らませた風船から勝手に息が出ていくように、息を深く吸った肺からは自然に息が出ていきます。
自然に出ていく息を上手く活用することで、音が震えにくくなりますよ。
ただ、そもそもの「息を深く吸う」ことが難しいですよね。
私もなかなか息を深く吸えなかったのですが、次のポイントを意識していたら、いつの間にか上達していました。
- 肺の大きさ・形を正しくイメージする
- 横隔膜の位置や動きを正確にイメージする
- 鼻から息を吸う
- 日常生活でも深い呼吸を意識する
深い呼吸をすることで、リコーダーの音が震えにくくなるだけでなく、生活の質を高めることもできるので、ぜひ普段から深い呼吸を意識してみてくださいね。
お腹から息を出す
リコーダーの音が震えにくくする3つ目の方法は、お腹から息を出すことです。
「音が震えないようにしよう」と思うと、どうしても口や喉に意識が向いしまいますよね。
しかし、口や喉に意識を向けると、無駄な力みが生じたり・呼吸が浅くなってしまい、逆効果です。
小手先でのコントロールをやめて、お腹から息を出すようにイメージすることで、音が震えにくくなりますよ。
私の場合は、「リコーダーとお腹を太いパイプでつなげる」ようなイメージを持つと、良い感じになりました。
まとめ
リコーダーの音が震える原因と対策方法をご紹介しました。
- 音が震えてしまう原因
- 力みすぎている
- 緊張している
- 息が足りなくなる
- 息を深く吸えていない
- 部屋が寒すぎる
- 音が震えにくくする方法
- できるだけ体の力を抜く
- 息を深く吸う
- お腹から息を出す
音が震える原因と正しく向き合うことで、音色や演奏技術の向上もできますので、ぜひ取り組んでみてくださいね。
また、どうしても音が震えてしまう場合も、そこまで気にしなくて大丈夫です。
リコーダーの達人でも、案外音が震えてたりしますし(笑)。
「リコーダーを楽しみながら練習していたら、いつの間にか音の震えがよくなっていた」くらいで十分ですので、あまり思いつめずに気楽に練習しましょう。