「リコーダーの練習にチューナーは必要かな?」

このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • チューナーの見方
  • チューナーを使うべき理由
  • チューナーを使うときの注意点
  • おすすめのチューナー

リコーダーの練習はチューナーが無くてもできるので、チューナーなんてわざわざ使わなくても良さそうな気がしますよね。

でも、上手くなりたいのであれば、チューナーは使ったほうが良いです!

チューナーを利用することで、より速く上達できるからです。

チューナーを使うべき理由
  • 適切な奏法が身につく
  • 奏法が安定する
  • 他の楽器と音程が合わせやすくなる

どれもリコーダーが上手くなるためには大事なことですね。

この記事では、チューナーを使うべき理由や注意点、おすすめのチューナーをご紹介していますので、まだチューナーを使われていない方は、ぜひご覧ください。

チューナーの見方

まず、チューナーの見方を以下の画像でご説明します。

チューナーの参考

見るべきポイントは2つです。

チューナーの見方
  1. 音:アルファベットで表示
    C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ
  2. 音程:±50の数値で表示
    0がピッタリの音程(とりあえず±10以内を目指しましょう)

上の画像は、「A=ラの音の+5程度の音程」と見ることができますね。

このように自分のリコーダーの音程を目で見ることができますので、リコーダーの演奏を改善するのに役立ちますよ。

もし音程がずれている場合は、音程を調整しましょう。

チューナーを使うべき理由

リコーダー練習にチューナーを使うべき理由は、次の3つです。

チューナーを使うべき理由
  • 適切な奏法が身につく
  • 奏法が安定する
  • 他の楽器と音程が合わせやすくなる

適切な演奏法が身につく

チューナーを使うべき1つ目の理由は、適切な演奏法が身につくことです。

リコーダー初心者にとって、良いリコーダーの演奏法というのは、分かりにくいのではないでしょうか。

慣れてくると、音色や体の状態から判断できるようになってくるのですが。。。

そんな時に、チューナーは演奏方法を確認する指標になります。

演奏方法がよくない例
  • 息が強すぎる(弱すぎる)
  • 指づかいが間違っている
  • 楽器の組み立て方が正しくない

このように演奏方法が間違っていると、とんでもない音程になってしまいます。

もしチューナーで±50みたいな「とんでもない音程」になっている場合は、演奏方法を見直してみましょう。

奏法が安定する

チューナーを使うべき2つ目の理由は、奏法が安定することです。

同じようにリコーダーを吹いているつもりでも、演奏方法は日によって微妙に変わってしまうものです。

演奏方法が変わる要因
  • 体調や気分
  • 音のイメージの精密さ
  • 演奏する場所の環境

私はこれらの条件によって、けっこうムラが出てしまいますね。。。

チューナーを使うと、音程の違いから演奏方法の違いに気づけるようになるので、奏法を安定させやすくなりますよ。

他の楽器と音程が合わせやすくなる

チューナーを使うべき3つ目の理由は、他の楽器と音程が合わせやすくなることです。

リコーダー演奏は、完全な独奏よりも誰かと合わせることが多いですよね。

よくあるリコーダーの演奏形態
  • アンサンブル:他のリコーダーなどと演奏
  • ソロ:ピアノなどの伴奏と演奏

そんなときに、自分のリコーダーの音程が悪いと、美しい音楽は奏でられません。

チューナーを使って普段からよい音程で吹く習慣をつけていると、人と合わせるときに音程を合わせやすくなりますよ。

チューナーを使うときの注意点

チューナーを使うときの注意点は、次の3点です。

チューナーを使うときの注意点
  • 「音程が合う条件」でチューナーを使う
  • 音色を大事にする
  • チューナーに頼りすぎない

「音程が合う条件」でチューナーを使う

チューナーを使うときの注意点1つ目は、「音程が合う条件」でチューナーを使うことです。

リコーダーには「どうやっても音程が合わない条件」があります。

どうやっても音程が合わない条件
  • 暑すぎる
  • 寒すぎる
  • リコーダー本体の音程が悪い

このような状態では音程が合わないのが正しいです。

音程が合うはずがない条件で無理に音程を合わせると、悪い奏法のくせが身につきかねません。

室温やよいリコーダーなどの、「音程が合う条件」を整えてからチューナーを利用するようにしましょう。

とは言っても、いつも空調を使えるわけでもないですよね。

私はできるだけ空調は使いたくないので、次のようにしています。

  • 「同じ程度に高い(低い)ならOK」とする
  • 442Hzではなく440Hzに下げる

実はどちらもほぼ同じような意味なのですが(笑)、チューナーの設定や考え方で工夫する方法もありですよ。

音色を大事にする

チューナーを使うときの注意点2つ目は、音色を大事にすることです。

チューナーを凝視しながら吹いていると、音程にばかり目がいって音色がおろそかになりがち(吹奏楽部によくいるのです)…

でも、リコーダーの魅力はやはり音色です!

私はどんなに音程や技巧が優れていても、音が汚い人の演奏は聞きたくありません。

「より豊かにリコーダーを響かせるために」チューナーで音程を良くする、という目的を持ってチューナーを利用しましょう。

豊かな響きになると多少の音程のズレを誤魔化しやすくなりますので、音程も合わせやすくなりますよ。

チューナーに頼りすぎない

チューナーを使うときの注意点3つ目は、チューナーに頼りすぎないことです。

チューナーは非常に便利ですが、曲の演奏中は他の人の音を拾ったりして、あまり使い物になりません。

ですので、本番で良い演奏をするには、自分の耳で音程を合わせることが必要です。

耳で微妙な音程を聞き分けて調整するのはけっこう難しく、練習が必要です。

自分の耳で音程を合わせる練習方法
  1. 基準音(ピアノなど)をならす
  2. 同じ音をリコーダーで吹く
  3. 音のうねりが無ければOK、うねっていれば調整する

普段からチューナーに頼らず音程を合わせる練習をしておきましょう。

おすすめのチューナー

おすすめのチューナーをご紹介します!

おすすめのチューナー
  • お試しで使いたい人
    • 無料のスマホアプリ
  • 本格的に使いたい人
    • 楽器専用のチューナー

無料のスマホアプリでもチューナーは使えますが、楽器専用のチューナーも安く買えます。

練習で本格的に使う場合は、楽器専用のチューナーを買う方がおすすめですよ。

お試しで使いたい人:無料のスマホアプリ

チューナーがどんなものか試してみたい場合は、無料のスマホアプリを利用しましょう。

アプリ検索で「チューナー」と検索すれば出てくると思います。

私は「Smart Metronome &Tuner」というアプリをスマホにインストールして利用していますが、他にもいろいろなチューナーアプリがありますよ。

無料で使えて便利ですが、次のような欠点もあります。

無料スマホアプリの欠点
  • スマホの電池がどんどん減ってしまう
  • スマホの録音アプリと一緒に使えない
  • 広告が表示される
  • スマホの通知が入ると集中力が切れる

本格的にチューナーを利用したい場合は、楽器専用のチューナーを利用する方が良いですね。

本格的に使いたい人:楽器専用のチューナー

チューナーを本格的に使いたい方には、楽器専用のチューナーがおすすめです。

チューナーだけのものと、メトロノームとしても使えるチューナーメトロノームがありますね。

少し値段が高くはなりますが、チューナーメトロノームがおすすめですよ。

  • メトロノームは上手くなるために必須
  • メトロノームとチューナーが1つになっているので邪魔にならない

私は高校生のとき、チューナーメトロノームを使っている人をうらやましく見ていました(笑)。

まだメトロノームもチューナーも持っていない方は、ぜひ検討してみてくださいね。

まとめ

リコーダー練習にチューナーを使うべき理由についてご紹介しました。

チューナーを使うべき理由
  • チューナーを使うべき理由
    • 適切な奏法が身につく
    • 奏法が安定する
    • 他の楽器と音程が合わせやすくなる
  • チューナーを使うときの注意点
    • 「音程が合う条件」でチューナーを使う
    • 音色を大事にする
    • チューナーに頼りすぎない
  • おすすめのチューナー
    • お試しで使いたい人:無料のスマホアプリ
    • 本格的に使いたい人:楽器専用のチューナー

チューナーを使うことで、リコーダーの上達が速くなりますので、ぜひ使ってみてくださいね。