「リコーダーのウィンドウェイって何…?アーチ型とストレート型の違いは…?」
このような疑問にお答えします。
- ウィンドウェイとは?
- アーチ型とストレート型の違い
- アーチ型とストレート型の選び方
Amazonなどでリコーダーの商品ページを見ていると、ウィンドウェイについて書いてあることがありますよね。
アーチ型とかストレート型とか書いてありますが、意味が分からない方もおられるのではないでしょうか。
しかし、ウィンドウェイはリコーダー選びに非常に大事な部分です。
- ストレート型ウィンドウェイ
- ウィンドウェイが真っすぐになっている
- 明るく柔らかい音色
- ハッキリとした音の立ち上がり
- 初心者でもきれいな音が出しやすい
- アーチ型ウィンドウェイ
- ウィンドウェイが湾曲している
- 芯のある豊かな音色
- 息のコントロールで多様な表現ができる
- 上手くなりたい人にはおすすめ
音色や吹奏感を大きく左右しますので、絶対に知っておいた方がよいですよ!
この記事では、初心者の方でも分かるように“画像付き”でウィンドウェイについて解説しますので、ぜひご覧ください。
ウィンドウェイとは?
ウィンドウェイとは、リコーダーに吹き込んだ息が最初に通る通路のことです。
ウィンドウェイの役割
ウィンドウェイは、吹き込んだ息をラビュームまで届ける役割をしています。
ウィンドウェイが空気の流れを作って、ラビュームに当たった空気が振動することで、リコーダーの音が出るのです。
ウィンドウェイの演奏への影響
ウィンドウェイの形状や構造により、音色や吹奏感が大きく変化します。
- ストレート型ウィンドウェイ
- ウィンドウェイが真っすぐになっている
- アーチ型ウィンドウェイ
- ウィンドウェイが湾曲している
個人的には、アーチ型ウィンドウェイが好きですね。
適度な抵抗感があって芯のある音がするので、広いホールでもしっかり響きますし、演奏していて気持ちいいです。
ストレート型は柔らかい音がしますが、柔らかすぎて“そば鳴り”してる感じがするので、吹いていて不安になってしまいます。。
ちなみに、学校で演奏するリコーダーは、私が見た限りでは全てストレート型でした。
ストレート型とアーチ型の違い
ウィンドウェイのストレート型とアーチ型の違いをご説明します。
ストレート型 | アーチ型 |
---|---|
明るく柔らかい音色 初心者でもよい感じの音を出せる | 芯のある豊かな音色 細かな表現をしやすい |
音が柔らかすぎて芯がない 細かな表現が難しい | 演奏に技術が必要 |
アーチ型が好きな私ですが、できるだけ偏らないように注意します(笑)。
ストレート型ウィンドウェイ
ストレート型ウィンドウェイの特徴は、次の通りです。
- 明るく柔らかい音色
- ハッキリとした音の立ち上がり
- 初心者でもきれいな音が出しやすい
ストレート型ウィンドウェイは、息の流れが安定しやすいため、明るく柔らかい音色でハッキリとした音の立ち上がりをします。
音の立ち上がりはハッキリしていますが、音色は少し柔らかすぎるかもしれません。
柔らかい音が出しやすいので、初心者でもきれいそうな音が出しやすいです。そのため、リコーダーの授業で使っているのは基本的にストレート型ですね(私の見る限り)。
また、ハッキリした音が出やすい一方で、細かなニュアンスをつけるのはやや難しいので、繊細な音楽表現はしにくいかもしれません。
アーチ型ウィンドウェイ
アーチ型ウィンドウェイの特徴は次の通りです。
- 芯のある豊かな音色
- 息のコントロールで多様な表現ができる
アーチ型ウィンドウェイは、息が曲線を描いて通るため“適度な抵抗感”があり、芯のある豊かな音色が出しやすいです。
また、息のニュアンスに対する感度が高いので、ストレート型ウィンドウェイに比べて、多様な表現ができるのも魅力。
ただ、その分演奏技術や経験が必要なのも事実で、初心者には扱いが難しいかもしれません。
ということで、学校の授業のリコーダーでアーチ型ウィンドウェイが採用されているのは、私は見たことがありません。
アーチ型とストレート型の選び方
アーチ型とストレート型の選び方のポイントをご紹介します。
- 初心者でもリコーダーを楽しみたい
- ストレート型ウィンドウェイ
- これから上手くなっていきたい
- アーチ型ウィンドウェイ
初心者でもリコーダーを楽しみたい
初心者でもリコーダーを楽しみたい場合は、ストレート型ウィンドウェイがおすすめです。
- 初心者でも柔らかい音を出しやすい
- リコーダーを入手しやすい(学校の授業で買うし、値段も安め)
→リコーダーを手軽に楽しめる
せっかくリコーダーを吹くなら、きれいな音で吹きたいですよね。
ストレート型ウィンドウェイは、柔らかい音がしやすいので、初心者が吹いても音色のごまかしがききやすいです。
そのため、初心者でも楽しく演奏できます。
私も小学校から大学4回生まで、学校の授業で入手したストレート型ウィンドウェイで楽しみながら実力をつけました。
楽しみながら上達していきたい初心者の方におすすめです。
これから上手くなっていきたい
これから上手くなっていきたい方には、アーチ型ウィンドウェイがおすすめです。
- 音楽表現の幅が広い
- 音色の追求し甲斐がある
→リコーダーをより深く味わえる
アーチ型ウィンドウェイの方が、リコーダーをより深く味わえます。
私は大学4回生のときにアーチ型ウィンドウェイのリコーダーを手に入れてからは、アーチ型がすごく好きになりました。
たまにストレート型を吹くこともありますが、良さげな柔らかい音がする一方で、なんか物足りない…。
アーチ型は初心者には難しい傾向があるといっても、正直それほど難しくありません。
これから上手くなっていきたい方は、アーチ型を入手して練習するのがおすすめです。
まとめ
リコーダーのウィンドウェイについてご紹介しました。
- ストレート型ウィンドウェイ
- ウィンドウェイが真っすぐになっている
- 明るく柔らかい音色
- ハッキリとした音の立ち上がり
- 初心者でもきれいな音が出しやすい
- アーチ型ウィンドウェイ
- ウィンドウェイが湾曲している
- 芯のある豊かな音色
- 息のコントロールで多様な表現ができる
- 上手くなりたい人にはおすすめ
ウィンドウェイの形状によって、音色や吹奏感が大きく変わって楽しいので、ぜひ試してみてくださいね。
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